# パンジャブ州の洪水、1日で少なくとも63人死亡 救助隊が孤立住民の救出急ぐ

発生日:2025年7月16日

国家災害管理庁によると、パキスタンのパンジャブ州でモンスーンの豪雨により、わずか24時間で少なくとも63人が死亡し、290人が負傷した。

BBCによると、犠牲者の大半は建物の倒壊で押しつぶされ、ほかにも溺死や感電死した人がいた。豪雨は水曜日の朝に始まり、州内の一部地域はたちまち対応能力を超える状況となり、複数の高速道路が閉鎖され、当局は数十便の欠航または遅延を余儀なくされた。ラワルピンディでは、当局が住民を自宅にとどめるため公休日を宣言し、増水する川の近くに住む人々に避難を命じた。

チャクワル市は特に大きな被害を受けた地域の一つで、1日の降雨量は400ミリに達した。現地の写真や映像には、救助艇が孤立した住民を捜索し、軍のヘリコプターが浸水した地域の上空を旋回する様子が映っていた。州政府は複数地域に緊急措置を発令したと述べ、マリアム・ナワズ州首相は住民に安全指針に従うよう呼びかけた。

被害の規模を受け、パンジャブ州全域で数千人の救助隊員が待機している。報道によると、週末にかけてさらなる雨と鉄砲水が予想されており、緊急対応チームが道路を通行可能にし、孤立した地域に到達し、水没した道路や建物から人々を救出しようとするなかでも、差し迫った脅威が続いていることを示している。

今回の死者により、6月下旬以降のパキスタン全国のモンスーンによる死者は約180人に増えた。死者の半数以上は子どもで、季節的災害の危険が低地や建物が密集した地域の家族に重くのしかかっていることを示している。建造物の倒壊、電気による危険、洪水が、いずれも死者数の増加につながった。

パキスタンは気候変動に対して最も脆弱な国の一つである。報道は、同国が二つの大規模な気象システムに挟まれており、一方が干ばつと暑さを、もう一方がモンスーンの雨をもたらすと指摘した。また、同国には1万3,000を超える氷河があり、その多くが加速的に融解している。こうした長期的要因は季節的な豪雨をさらに危険にするため、重要である。特に排水設備が弱く、建物が脆弱な都市部ではその影響が大きい。

現在の洪水は、国土の3分の1が水没し、1,700人が死亡した壊滅的な2022年のモンスーン期も想起させる。この災害による経済的損失は300億ドルを超えた。この比較は、パキスタンで毎年発生するモンスーンが、いかに急速に悪天候から国家的緊急事態へと発展し得るかを浮き彫りにしている。

現時点で実務的な対応の中心は、人命救助のためのアクセス確保、すなわち道路を通行可能にし、地域社会に警告を発し、増水する水の進路から人々を避難させることだ。しかし、すでに数字は深刻な人的被害を示しており、今後数日間の推移によって、今回の豪雨が1日限りの災害にとどまるのか、それとも長期的な地域緊急事態へ発展するのかが決まる可能性が高い。