発生日:2025年8月4日

インドとフィリピンは、領有権争いのある南シナ海で両国初の合同海軍演習を完了し、それぞれが中国と長年の紛争を抱える両国間の防衛関係を拡大した。フィリピン軍制服組トップのロメオ・ブラウナー大将は、2日間の共同航行が8月3日に始まり、成功裏に終了したと述べ、マニラはインド軍とさらに多くの演習を行うことを望んでいると付け加えた。

この活動は、インド海軍による注目度の高いフィリピン訪問中に行われた。フィリピン軍が提供した写真には、フリゲート艦BRPホセ・リサールの乗組員が魚雷発射装置の手順を訓練し、洋上での模擬補給を計画し、通信訓練を実施する様子が写っていた。マニラに寄港したインド艦艇には、ミサイル駆逐艦INSデリー、補給艦INSシャクティ、測量艦INSサンダヤクが含まれていた。フィリピンからはフリゲート艦2隻が航行に参加した。

ブラウナーによると、中国軍は演習を監視したが妨害はしなかった。フィリピン軍は8月3日、フィリピンのフリゲート艦のうち1隻から約25海里(46キロ)の地点で、中国海軍艦艇2隻が確認され、そのうち1隻はミサイル駆逐艦だったと発表した。ブラウナーは、フィリピン軍は追尾されることを予想していたと述べ、好ましくない事案はなかったと報告した。

中国人民解放軍南部戦区は、8月3日と4日に南シナ海で通常の哨戒を実施したと発表した。同戦区はインドを名指しせず、フィリピンが域外国を共同哨戒に関与させ、平和と安定を損なっていると非難した。中国外務省は、領土紛争は第三国を関与させず、直接の当事国間で処理すべきだと述べた。

北京は主要航路である南シナ海のほぼ全域の領有権を主張しており、フィリピン、ベトナム、マレーシア、ブルネイ、台湾も同海域で権利を主張している。一方、中国とインドは係争中のヒマラヤ国境を共有し、両国の対立は戦争や、その後の死者を伴う衝突を引き起こしてきた。こうした並行する紛争により、今回の演習は通常の操船訓練を超える意味を持った。

フィリピンは、米国、日本、オーストラリア、ニュージーランド、フランスなどの安全保障上のパートナーとの訓練や哨戒を増やしている。ブラウナーは、紛争を抑止するには、自国の軍事力の強化と志を同じくする国々との協力の双方が必要だと述べた。INSシャクティ艦上のレセプションでは、インド艦艇の寄港を、連帯と海洋安全保障およびルールに基づく地域秩序への共通の決意を示すものと位置づけた。

この演習は、フィリピンのフェルディナンド・マルコス・ジュニア大統領が5日間のインド国賓訪問に出発する時期と重なった。日程には、ナレンドラ・モディ首相との防衛、貿易、投資、農業、観光、医薬品に関する協議が含まれ、海軍の展開は二国間関係を深めるためのより広範な取り組みの一環に位置づけられた。提供された資料は、演習中の武器発射、死傷者、直接的な対立を報告していない。したがって、その直接的な成果は戦闘ではなく、作戦上の連携と政治的な意思表示だった。