金与正氏、韓国の国境拡声器を巡る主張を否定し、北朝鮮のメッセージを先鋭化
出来事の日付:2025年8月14日
アルジャジーラによる朝鮮中央通信(KCNA)の声明についての報道によると、金与正氏は、北朝鮮が南北軍事境界線沿いの宣伝用拡声器の一部を撤去したという韓国側の主張を退け、意図的な事実の曲解であり、政治的な「おとり」だとして否定した。
金氏は南北関係に関して平壌で最も影響力のある発言者の一人であり、政権の方針がより広く繰り返される前に、それを示唆することが多いため、今回の発言は重要だ。この件で同氏は、拡声器の撤去が緊張緩和を示すという韓国側の解釈を北朝鮮は受け入れないと明確にした。
金氏の声明は率直だった。北朝鮮は国境の拡声器を「一度も撤去しておらず」、そうする意思もないと述べた。また、自国の政策を緊張緩和への一歩として描く韓国の姿勢をあざ笑い、状況を前向きに見せようとする試みは平壌の関心を引かない策略だと述べた。
今回の応酬に先立ち、韓国軍は、韓国側が国境の自国側で同様の措置を取った後、北朝鮮も拡声器の一部を撤去したと発表していた。拡声器は長年、宣伝戦や両国間のより広範な敵対的雰囲気と結びついてきたため、これは小さいながらも象徴的に重要な外交上の局面を生み出した。
しかし金氏の反応は、緊張緩和と受け止められるいかなる動きも、依然としていかに脆弱かを示している。双方が相互的に見える措置を取った場合でさえ、北朝鮮は関係を敵対的な言葉で表現し続けている。同氏の発言はまた、平壌が韓国の新たな左派寄りの政権をどれほど注意深く観察し、改善を巡る公の言説をいかに進んで打ち消そうとしているかを浮き彫りにした。
報道によると、金氏はさらに、北朝鮮がこの機会を利用し、トランプ・プーチン首脳会談に合わせてワシントンへメッセージを送る可能性があるとの見方も退けた。これは、国境を巡る象徴的行為、米国の外交、南北間のメッセージ発信が、北朝鮮の公的姿勢の中ですべて混ざり合っていることを改めて示した。
拡声器の問題そのものは小さなものかもしれないが、それを巡る言葉はそうではない。金氏の声明は、実務的な軍事上の問題を、北朝鮮は韓国に物語を定義させないという、より広範な警告へと変えている。
拡声器問題は、南北関係が実質面で動く前に、しばしば象徴を通じて動くことを思い起こさせる。国境での放送は容易かつ低コストで再開でき、意味づけもしやすいため、双方が強い注意を払っている。金氏の反応は、北朝鮮が取っていないとする措置から、韓国が外交的成果を主張することを平壌は許さないと明確にしている。このため、両者の関係はおなじみの状態、すなわち高度に演出され、強い疑念に覆われ、急速に方向転換しかねない状態にとどまる。
こうした否定自体が、一つの支配の形である。拡声器の変化についての韓国側の解釈を退けることで、金氏は、その出来事の意味を定義するのが韓国ではなく北朝鮮であるようにしている。実際上、双方が国境沿いで目に見えるものの限定的な措置を取り続けたとしても、楽観的に解釈できる余地はほとんど残らない。
この種の国境紛争は、宣伝上の芝居として片づけられがちだが、政治的な温度を示す有用なシグナルであり続けている。拡声器が設置または撤去されると、両政府は国民がそれを友好的な意思表示、警告、あるいは威嚇として受け止めることを理解している。韓国側の説明を受け入れないという金氏の姿勢は、主導権を巡る争いを継続させ、より広範な緊張緩和を示す証拠をほとんど残していない。



