発生日:2025年8月17日。 英国競馬の統括団体は、オンライン賭博への課税変更案に抗議し、9月10日は競走を一切行わない、前例のない自主的な休止を計画していると発表した。
英国競馬統括機構は競馬場運営者と合意し、当初同日に予定されていた4開催を移すことを決めた。対象はリングフィールド・パーク、カーライル、アトックスター、ケンプトン・パークでの開催。この行動は、政府案を理由に英国競馬が自主的にレース開催を見送る、近代競馬史上初の事例とされた。[6572][6573]
争点となったのは、オンライン賭博にかかる3種類の税を単一の遠隔賭博税に置き換えることについての財務省の意見募集だった。現在、競馬への税率は15%である一方、オンラインの運任せのゲームには21%が課税されていた。BHAは、区分の一本化によって競馬への賭けに適用される税率が21%に引き上げられる恐れがあるとして、業界全体で「Axe the Racing Tax(競馬税を廃止せよ)」キャンペーンを開始した。[6572][6573]
政府は、この意見募集を税率引き上げの決定とする表現に異議を唱えた。財務省の報道官は、目的はオンライン賭けの取り扱いをほかの形態のオンライン賭博と一致させ、官僚的手続きを減らすことだと述べた。報道官は、意見募集は税率の引き上げや引き下げをめぐるものではないとし、企業、業界団体、第三セクター組織、個人からの意見提出を呼びかけた。[6572][6573]
BHAのブラント・ダンシー最高経営責任者は、この1日限りの行動は、同機構がこの案によって生じ得ると考える深刻な影響を示すことが目的だと述べた。同氏は、競馬はすでに財政的に脆弱な立場にあると主張し、競馬とそれに関連する雇用を損ない得るいかなる変更も再考するよう政府に求めた。[6572]
BHAが引用した経済分析によると、提案された税制の一本化により、初年度に推計3億3,000万ポンドの収入減が生じ、2,752人の雇用が危険にさらされる可能性がある。これらの推計は統括団体の予測であり、確定した結果ではない。BHAはまた、英国競馬が英国経済に41億ポンド貢献し、8万5,000人の雇用を支えていると述べた。[6573]
変更後の日程では、リングフィールド・パークの午後の開催が9月8日となり、アトックスターの開催は9月11日夜に移された。ケンプトン・パークの対象開催は9月15日夜に変更される一方、従来同日夜に予定されていたケンプトンの別開催は9月18日に移された。BBCスポーツは、カーライルも日程変更された4開催の一つだと報じたが、その抜粋では代替日を明らかにしていなかった。[6573]
計画された休止日は、ドンカスターで4日間にわたり開かれるセントレジャー・フェスティバルの開幕前日に当たった。競馬は悪天候、馬の疾病、国家的緊急事態を理由に中止されることがあるが、9月10日の措置は、業界による抗議として意図的に用いられる点で異なっていた。[6573]
15カ所の競馬場を運営するジョッキークラブのジム・マレン最高経営責任者は、この休止は競馬の経済的、文化的重要性について検討を促すことを目的としていると述べた。一方、政府は、意見募集そのものを通じて税率に関する決定がなされたわけではないとの立場を維持した。[6573]



