出来事の日付:2025年8月31日
インドネシアのプラボウォ・スビアント大統領は、国会議員の報酬と行動への怒りを背景に数日間にわたって抗議活動と暴動が続いたことを受け、各政党が国会議員向けの一連の手当と特権を廃止することで合意したと述べた。
ジャカルタのムルデカ宮殿からの生放送演説で、プラボウォは、議員手当の額や海外出張の凍結など、複数の政策を廃止するとの意向が議会指導部から伝えられたと述べた。また、各党が問題を起こした議員を議席から排除することでも合意したと述べ、この措置を、街頭の秩序を維持しながら国民の信頼を回復する、より広範な取り組みの一環として示した。
CNAの報道によると、この発表は、すでに少なくとも5人が死亡した1週間の騒乱を受けて行われた。デモは、国会議員の報酬と住宅手当が過剰だと抗議者が受け止めたことをきっかけに始まり、その後、抗議活動中に警察の装甲車両にひかれて死亡した21歳の配車サービス運転手、アファン・クルニアワンの死を受けて激化した。この死亡事件がさらに広範な怒りを引き起こし、国内の一部地域では抗議活動が暴動へと発展した。
プラボウォは譲歩と警告のバランスを取ろうとした。平和的な集会は保護されなければならないと述べる一方、略奪、放火、公共施設や経済拠点への攻撃に対しては、可能な限り断固とした措置を取るよう警察と軍に指示した。さらに、国家転覆とテロリズムの兆候が現れ始めたと述べた。この表現は、政府が騒乱の一部を単なる政治的対立ではなく、安全保障上の脅威として扱う意向であることを示唆している。
政治的な見せ方は周到に演出されていた。CNAによると、プラボウォは闘争民主党(PDI-P)、ゴルカル党、ナスデム党、民族覚醒党(PKB)の要人を含む主要政党の指導者や、立法府両院の議長とともに姿を見せた。これは国民の怒りに対するエリート層の足並みをそろえた対応と、支配層が一致して行動していることを示す試みを印象づけた。
騒乱は当初の引き金となった問題を超えて広がっている。デモ参加者や略奪者は政府高官、国会議員、財務相の自宅を標的にし、一部地域では地方議会の建物が放火された。CNAは、アフマド・サフロニ議員とナファ・ウルバッハ議員が、国民感情を害する発言を理由にナスデム党から資格停止処分を受けたと報じた。
全体として、この一連の出来事は、議員特典をめぐる争いがいかに急速に、より広範な正統性の危機へと転じたかを示している。大統領の譲歩によって差し迫った怒りは和らぐかもしれないが、騒乱はすでに、不平等、警察による暴力、政治エリートが世論の圧力から隔絶されていることへの不満の深さを露呈させた。



