出来事の日付:2025年9月4日
マリ暫定政府は、国境の町ティンザウアテン付近でマリ軍の偵察用ドローンを「計画的に破壊」したとして、北の隣国アルジェリアを国際司法裁判所に提訴した。
マリ領土行政省が発表したこの措置により、バマコとアルジェの緊張をすでに先鋭化させていた紛争がさらに激化する。マリによれば、ドローンは3月31日夜にキダル地方で破壊され、この行為は武装反乱勢力に対する同国の作戦を妨害することを目的としていたという。同省はまた、当該航空機がアルジェリア領空に侵入したことを示す証拠の提供をアルジェリア側が拒んだと述べた。
証拠資料によると、アルジェリアはこの提訴について公には反応していないが、以前、当該航空機は国境の町でマリ政府に反対するトゥアレグ分離主義者の拠点でもあるティン・ザウアティン付近で、アルジェリア領空に侵入したと発表していた。当時、アルジェリア当局はドローンの所有者を明らかにしなかった。
今回の法的申し立ては、長年にわたる軍事作戦と外国との安全保障協力にもかかわらず、なお不安定な紛争を自らが掌握しているとマリの軍事政権が示そうとしている時期に行われた。マリはブルキナファソ、ニジェールとともに、アルカイダや「イスラム国」とつながる組織を含む武装勢力による攻撃に引き続き直面している。証拠資料に収められたAP通信の報道は、2020年と2021年のクーデター後、マリの統治者らがフランス軍を追放し、ロシアの安全保障支援へ軸足を移したものの、治安情勢は依然として不安定だと指摘している。
国境紛争には政治的側面もある。アルジェリアはかつて、マリとトゥアレグ反乱勢力との長期にわたる紛争で中心的な仲介役を担ったが、マリの軍事指導者らがその枠組みから離れ、新たな同盟関係へと向かうにつれ、両国関係は悪化した。その意味で、国際司法裁判所への提訴はドローンをめぐる技術的な意見の相違以上のものだ。地域外交がより激しい対立に取って代わられつつあることを示す、さらなる兆候である。
マリの声明は異例に強い表現を用い、ドローンの破壊を「露骨な侵略」であり、マリ当局が繰り返し非難してきたという敵対行為の集大成だと呼んだ。こうした非難は裁判で重要になる可能性がある一方、軍事政権を外国の干渉から国家主権を守る存在として示すという、国内政治上の目的にも資する。
国際司法裁判所への提訴により、サヘル地域の安全保障にすでに影響を及ぼしている軍事的・外交的対立に、法的な手続きが加わる。迅速な判決がなくても、提訴そのものが、マリはこの紛争を二国間協議だけでなく、ハーグの裁判官の前で審理される問題として位置づけたいという意思表示になる。
現時点で、この事件は、当事者自身がすでに主権、軍事活動、地域における勢力の問題へと変えた紛争を、法的機関が受け止められるかどうかを問う、より広範な試金石となる。



