# ハマス、イスラエル人人質2人の映像を公開 家族らはガザ作戦に警告
出来事の日付:2025年9月5日
ハマスは2025年9月5日、ガザで人質となっているガイ・ギルボア=ダラルが、同じく人質のアロン・オヘルと抱き合う映像を公開した。新たに生存を示すこの証拠は、ガザ市におけるイスラエルの次の軍事行動をめぐる政治的な争いの一部にすぐさま組み込まれた。
エルサレム・ポストの報道によると、ギルボア=ダラルは映像の中で、戦争が始まって22カ月が経過しても自分がまだ生きていることが信じられないと語り、ガザ市で拘束されていると述べた。ハマスはこの映像をテレグラムのチャンネルに投稿し、「時間がなくなりつつある」との警告を添えた。映像には、今後のイスラエルの作戦中も残る人質らはガザ市にとどまることになると、彼が語る様子も映っていた。
この映像は、戦争の拡大が人質をさらに大きな危険にさらすかどうかをめぐる、より広範な論争に直ちに影響を与えた。「人質・行方不明者家族フォーラム」は、イスラエル国防軍が人質の拘束場所について正確な情報を持っていないと述べた。エルサレム・ポストが引用した声明で、同フォーラムは、ガザでの作戦によって人質が殺害され、同地域のがれきの中で行方不明になる可能性があると述べた。
同フォーラムはまた、この危険性を、殺害された後にラファ地下のトンネルで遺体が発見された人質6人の事例になぞらえた。人質48人が殺害され、永遠に行方不明になる危険にさらされていると述べた。同団体の表現からは、人質の家族らが戦闘の拡大を、軍事戦略だけでなく、個々人の生死という観点から引き続き捉えていることが分かる。
この映像は、イスラエルの作戦の次の段階をめぐる議論が再燃したのと同じ日に公開された。野党指導者ヤイル・ラピドは、この生存の証しは、人質の解放を実現するためにイスラエルが交渉に戻らなければならないことを改めて痛切に思い起こさせるものだと書いた。この反応は、軍事的圧力と交渉による合意をめぐるイスラエル国内の対立をより鮮明にした。
エルサレム・ポストの報道によると、映像に日付が映っていたことから、ギルボア=ダラルの映像は8月28日に撮影された可能性がある。また、別のイスラエルの報道機関は、ハマスの報道官アブ・オベイダが死亡前、人質をめぐる心理戦を計画していた可能性があると報じていたという。ただし抜粋では、これは確立された事実ではなく、別個の報道として提示されていた。
人質の映像は、ハマスが拘束している人々を交渉材料としてだけでなく、メッセージを発信する手段としても引き続き利用していることを浮き彫りにした。また、家族や政治家が残る人質を帰還させる方法をなお模索している状況では、地上作戦をめぐるいかなる議論も、いかにもろいものになるかを示した。
今のところ、この映像は少なくとも一部の人質が生存し、ガザ市にいることを示す証拠となっている。同時に、イスラエルの指導者が直面する中心的な問題は未解決のままだ。すなわち、攻勢の拡大によって残る人質を一層大きな危険にさらすことなく、ハマスに圧力をかけられるのかという問題である。



