エクアドル警察によると、オタバロで約1,000人の抗議者が警察署の大部分を襲撃して破壊した。同国で続く軽油価格引き上げへの抗議活動の中でも、最も暴力的な衝突の一つとなった。

APはスペイン語で、先住民が多数を占めるインバブラ県オタバロで、警察署と車両が襲撃されたと報じた。この暴力行為で警察官2人が負傷し、警察の司法関連施設、警察官の住宅、車両が被害を受けた。また、オートバイ4台が盗まれ、警察車両と民間車両が焼かれたと報告された。

襲撃の規模が重大なのは、抗議運動が道路封鎖やスローガンから、国家の治安機関に対する直接的な衝突へといかに急速に転じ得るかを示しているからだ。オタバロはキトの北約60キロに位置し、地域に根差した不満でありながら、首都に近く、全国的に重要な問題となる場所で混乱が起きた。

一連の抗議は、軽油補助金の最近の廃止と結び付いている。この措置で燃料価格が上昇し、労働組合、学生、社会団体、先住民団体の怒りを招いた。APの報道はオタバロでの襲撃を、交通機関の運休から始まり、全国ストライキと道路封鎖へ拡大した、より大きな抗議運動の中に位置付けている。

抜粋によると、先住民団体の対応は、実務面よりも政治的なものだった。先住民族連合はフェイスブックで、全国ストライキ初日にオタバロやその他の地域で動員された共同体に対する暴力的な弾圧を非難すると表明した。これは、この運動が衝突を単発の暴動ではなく、政府とのより広範な対立の一部とみなしていることを示唆する。

ダニエル・ノボア大統領率いる政府は、運輸業や農業への支援策によって燃料価格上昇の衝撃を和らげようとしてきたが、抗議活動は補償策によって反発が解消されていないことを示している。AP報道が示したより広い背景によると、軽油補助金は約11億ドル相当で、その廃止によって1ガロン当たりの価格は1.80ドルから2.80ドルへ上昇した。

この経済的な変化が政治的に爆発性の高い問題となったことは明らかだ。オタバロでは、争点はもはや輸送費や財政規律だけではない。警察署が炎上し、住宅が損壊し、国家が反感を深めることなく混乱を抑え込めるかどうかをめぐる問題となっている。

これまでに入手できた情報からは、混乱が今後どう展開するか、暴力がさらに広がるかは分からない。しかし、この発生日は、すでにエクアドルの政治的雰囲気を変えつつある抗議運動が深刻に激化した日となった。