出来事の日付:2025-09-24
提供された資料に含まれるAP通信の報道によると、シリアのアハマド・シャラア大統領は、1967年以来初めて国連総会で演説したシリア国家元首となった。この演説によって総会の演壇から約60年にわたって遠ざかっていた状況に終止符が打たれ、アサド王朝の崩壊以降、シリアの政治的立場がいかに大きく変化したかを象徴した。
シャラア氏は国際社会に対し、シリアが世界の国々の中で正当な地位を取り戻しつつあると述べた。AP通信によると、シリア各地の広場には数百人が集まり、巨大スクリーンで演説を見ながら旗を振り、この瞬間を外交行事であると同時に国家的行事へと変えた。大統領は演説でイスラエルを非難し、アサド政権崩壊後もその脅威はやまず、その政策は地域を危険にさらしていると述べた。
この演説は、シリア国家が根本的に変化した状況を背景に行われた。AP通信によると、シャラア氏が電撃的な反政府攻勢を率いた後、アサド一族による54年間の支配は12月に崩壊した。それ以来、シャラア氏は自らを共存を掲げる指導者として示そうとしてきたが、一方でシリアの新当局は宗派間暴力、ドルーズ派やアラウィー派の地域で残虐行為があったとの非難、国家機関を再建する実務に取り組んでいる。
その緊張は、シャラア氏が説明責任と治安について語った内容にも反映された。同氏は、国家が事実調査団を設置し、国連による殺害事件の調査を認めたと述べ、シリア人の血で手を汚した者は誰であれ裁判にかけると約束した。また、欧米諸国に対し、アサド時代の制裁はシリア国民を束縛し、経済復興を妨げていると主張し、その解除を求めた。
大統領の外交メッセージは制裁に限られなかった。AP通信によると、同氏は、イスラエル軍の撤退と1974年の兵力引き離し協定への復帰につながる、イスラエルとの安全保障合意に向けた取り組みについても語った。ネタニヤフ首相の事務所はその後、交渉が進行中だとしつつ、シリア南西部の非武装化やドルーズ派少数住民の安全を含むイスラエルの利益を守らなければならないと述べた。このやり取りは、シリアの新指導部が政治的な好機を具体的な外交成果に変えようとしていることを示している。
国連の外の雰囲気は、シリアの分断を映し出した。ダマスカスでは、群衆がウマイヤド広場で演説を祝った。ニューヨークでは、シリア系住民の支持派と反対派による対立するデモがダグ・ハマーショルド広場で繰り広げられ、それぞれが異なる旗を掲げ、シリアの将来について相反する構想を示した。これらの光景は、シャラア氏の登壇が単なる儀礼的な初の出来事ではなく、いまだ決着していない国家的論争の一場面であることを明確にした。



