リトアニア議会は発生日に新たな連立政権を承認し、インガ・ルギニエネ氏を首相に据えた。これにより、欧州で安全保障上の圧力が高まる中、社会民主党に新たな政権運営の信任が与えられた。
AFPがストレーツ・タイムズを通じて報じたところによると、ルギニエネ氏は議会で投票した122人中80人の賛成を得て宣誓就任した。政府の綱領は、国防費、ウクライナ支援、ロシアとベラルーシへの圧力維持を強く重視している。また、中国との関係正常化を目指す姿勢も示している。
綱領で最も目を引く公約は財政面に関するものだ。政府は国内総生産(GDP)の少なくとも5%を国防に充てる方針で、これは欧州の基準から見ても非常に高い水準であり、リトアニアが軍事的即応態勢を国家の中核的な優先事項とみなしていることを明確に示している。同じ綱領で、新内閣はロシアとベラルーシの国際的孤立が継続するようにすると約束した。
ウクライナ支援も同様に中心的な位置を占める。連立政権はGDPの少なくとも0.25%に相当する軍事支援を約束し、ほかの欧州連合(EU)諸国にも同水準の支援を行うよう促した。これは欧州のパートナー諸国を共通の資金拠出基準へと導こうとする、異例なほど明確な試みだ。
リトアニアの戦略的位置を見れば、綱領の論調も理解できる。旧ソ連構成共和国で、現在はEUおよび北大西洋条約機構(NATO)の加盟国である同国は、ラトビアとポーランドに接する一方、ロシアの飛び地カリーニングラードと隣国ベラルーシにも向き合っている。こうした国境の存在により、地域安全保障は抽象的な問題ではなく日々の懸案となっている。
したがって新政府は、ほかの方面で関係の再構築を模索する一方、国防政策とウクライナ政策では継続性を重視しているように見える。中国との関係正常化を望んでいることは、連立政権がロシアの脅威に直接結びつかない分野では、より現実的な外交を行う余地があるとみていることを示唆する。
政権移行後、与党陣営に正式な信任を与えるという点で、この議会採決は国内的にも重要だ。ルギニエネ氏の宣誓就任は、80対42での承認を受けたもので、堅固ではあるが圧倒的な差ではない。つまり政府は議会の支持を得て発足するものの、政治的摩擦の余地を一切残さない合意を得たわけではない。
実務面では、内閣は今後、幅広い公約を予算や政策決定へと具体化しなければならない。GDPの5%という国防費目標を吸収することは容易ではなく、公約した水準でのウクライナ支援は、連立政権がほかの優先事項をどこまで後回しにする用意があるかを試すことになる。
それでも政治的なメッセージは明快だ。リトアニアは同盟国にも敵対国にも、自国が引き続き欧州で最も強力なウクライナ支援国の一つであり、NATO東部側面で安全保障を最も重視する加盟国の一つであり続ける方針を示している。この発生日は、ルギニエネ氏の指導下でこの政策路線が正式に始まった日となる。



