ペルー・アンデスのミニバス事故で少なくとも14人死亡、ボリビア人歌手も犠牲に
当局が木曜日に発表したところによると、ペルー南部のアンデス山中の人里離れた道路で、ミニバスがトラック2台と衝突し、少なくとも14人が死亡した。主要都市部から遠く離れた山岳道路で起きたこの事故は、急峻な地形、狭い幹線道路、道路による長距離移動によって、突然の衝突が多数の死傷者を出す事態へと発展し得る同国で、相次ぐ死亡交通事故に新たな1件を加えた。
AP通信によると、この三重衝突事故にはミニバス1台とトラック2台が関わった。死者の中には、ボリビアのバンド「ムニェキータ・フロール・イ・ラ・ヌエバ・テンデンシア・ムシカル」のリード歌手も含まれており、この点により事故はペルー国境を越えて直ちに地域の注目を集めた。
AP通信の記事は死傷者の完全な一覧を示しておらず、ミニバスに何人が乗っていたかや、ほかに重傷者がいたかどうかも明記していない。また、ペルー南部アンデスの人里離れた道路だったとの説明以外、事故が起きた正確な道路区間も特定していない。報道から明らかなのは、衝撃が激しく、1件の衝突事故で2桁の死者を出したことだ。
山岳道路での交通死亡事故は、地形とインフラが組み合わさって起きることが多い。ペルー南部のアンデスには、急カーブ、限られた追い越しスペース、天候や視界の頻繁な変化にさらされる高地道路がある。そうした環境では、大型車1台が関わるだけでも衝突は壊滅的なものになり得る。特に、小型の旅客車両が大型トラックの間に挟まれた場合はなおさらだ。
AP通信の報道は、死者数が発表された時点で、当局がなお事故の概要を大まかに説明していたことを示しており、事故後の最初の数時間には公式な全体像が不完全なままだったことをうかがわせる。これは遠隔地での事故では珍しくない。救急隊が現場への到達の難しさ、通信の遅れ、犠牲者の身元確認の遅延に直面する可能性があるためだ。
ボリビア人歌手の死亡は、この事故の影響が国境を越えて及んだことも示している。地域の演奏家はペルーとボリビアの間を道路で長距離移動することが多く、両国の都市、鉱山町、農村地域は、平常時でも危険になり得る道路で結ばれている。そうした交通路の一つで死亡事故が起きれば、両国でたちまち国民的な悲しみを呼ぶニュースになり得る。
AP通信の報道は、捜査当局が原因を特定したかどうか、天候が影響したかどうか、運転手の誰かが生存したかどうかを明らかにしていない。また、過失に関する警察や運輸省の結論も報じていない。現時点で確認されている事実は、衝突の規模、死者数、そして犠牲者の一人の身元である。
この事故は、ペルーの道路安全問題が首都や主要幹線道路だけにとどまらないことを改めて示している。人や物資の輸送を道路に依存するアンデスでは、1件の衝突事故が、家族の移動、商業輸送、そして今回の場合は人気音楽グループの巡業日程という、日常生活の複数の側面を同時に断ち切り得る。
当局はなお死者数を少なくとも14人と発表しており、AP通信の記事には、この数字が最終確定したとの記述はなかった。それでも事故の規模から、ここ数カ月にこの地域から報告された中でも特に深刻な交通惨事の一つとなった。



