モロッコ警察は2026年9月29日、若者らが教育、医療、行政の説明責任に関する改革を求めて3日連続で街頭に繰り出すなか、数十人を拘束した。
提供された証拠は、ラバト、カサブランカ、アガディール、タンジェ、ウジダで厳重な警備態勢が敷かれたと説明している。ジャーナリストや目撃者は、スローガンを唱えたり報道陣に話したりしようとした若い抗議参加者が逮捕されたと報告した。モロッコ人権協会のハキム・シクーク氏は、ラバトだけで60人以上が逮捕され、他の地域でも人数は不明ながら逮捕者が出たと述べた。同団体は、所属メンバーの一部も拘束され、取り締まりによって表現の自由が制限されていると述べた。
抗議活動を突き動かしているのは、社会と経済の双方に関わる不満だ。デモ参加者らは、病院や学校が軽視される一方、公的資金がスタジアムや2030年FIFAワールドカップの準備に流れていると訴えている。証拠に記載された掛け声の一つは、「スタジアムはここにある、だが病院はどこだ?」と問いかけていた。この言葉は、国家の威信をかけた事業が基本的な公共サービスよりも速く進められているという、デモの中心的な主張を端的に表している。
資料によると、今回の騒乱はアガディールの病院で複数の女性が死亡したことへの怒りとも結び付いており、この出来事は市民の不満の象徴となっている。若者の失業率は高く、統計的な背景も深刻だ。国家統計機関によると、全体の失業率は12.8%、若者の失業率は35.8%、大卒者の失業率は19%となっている。
この運動は、単一の政党や正式な組織によるものではないとみられる。代わりに、「モロッコ・ユース・ボイス」や「GenZ 212」を含む緩やかに形成された若者のネットワークが原動力となり、TikTok、Instagram、Discordを使って抗議活動への参加を呼びかけている。証拠に引用された彼らの言葉には、不満と愛国心が入り交じっている。彼らは国に反対するのではなく、国の名の下に改革を要求している。
このことが、国家の対応をより重大なものにしている。警察は、抗議活動を一過性の騒乱として扱うのではなく、複数都市で集会を未然に阻止しようとしているように見える。その結果生じているのは、おなじみの対立構図だ。若者たちは社会的不平等と汚職が無視されていると訴え、当局はその怒りを抑え込むため、逮捕と群衆統制に頼っている。
抗議活動はまだ初期段階にある可能性があるが、証拠は、問題がすでに単一の不満を超えて広がっていることを示唆している。今やこれは、モロッコが公的資源をどのように配分するのか、そして若い世代の市民が、平和的な圧力によってなお変化を実現できると信じているのかをめぐる、より広範な問いとなっている。



