イタリアの美術品専門警察は、サルバドール・ダリの作品とされる美術品21点を贋作の疑いで押収し、パルマでの展覧会を捜査対象とした。AP通信の報道によると、スペインのサルバドール・ダリ財団から作品に疑わしい点があるとの通報を受け、カラビニエリ文化遺産保護司令部が押収を実施した。
作品は今年上半期にローマですでに展示された後、先週、パルマのパラッツォ・タラスコーニで「Salvador Dalí, tra arte e mito(サルバドール・ダリ、芸術と神話の間)」と題する展覧会が開幕していた。この展示歴が重要なのは、精査がパルマでの開幕だけをきっかけに始まったわけではないことを示しているためだ。財団は展覧会がまだローマで開催されている間に懸念を報告し、その後、警察は裁判官の令状を得てパルマの美術館から作品を撤去した。
押収品にはタペストリー、素描、版画が含まれていた。この多様性が重要なのは、贋作への懸念が、署名や印刷から来歴、エディション記録まで、媒体ごとに異なる形で生じ得るためだ。報道は、具体的にどの作品が最も強い警戒を招いたのかを明らかにしておらず、疑惑の根拠となる技術的証拠も示していない。捜査が継続中だとだけ伝えており、これは押収が真贋についての最終判断ではなく、法的かつ学芸上の介入であることを意味する。
それでも、この出来事は美術界でよく見られるパターンに当てはまる。ダリは贋作者に最も頻繁に狙われる芸術家の一人であり、報道は、パブロ・ピカソやアメデオ・モディリアーニと並び、最も多く贋作が作られる名前の一人に位置付けられていると指摘する。この評判は展覧会主催者、収集家、美術館にとって元来のリスクを生む。注目を保証する名前は、同時に贋作や来歴をめぐる紛争を引き寄せる可能性もあるからだ。
観覧者にとって直接的な影響は、一般公開された展覧会が刑事捜査へと変わったことだ。美術館と主催者にとっては、法的問題だけでなく評判上の問題でもある。展覧会が継続されるのか、押収された作品が差し替えられるのかについて報道は伝えていないが、押収そのものがすでにニュースとなっている。高く評価されたダリ展が、展示されている美術品がうたわれている通りのものなのかという疑念によって中断されたのだ。
ダリ作品をめぐる贋作捜査は、署名が本物かどうかだけを問題にするものではない。展覧会をめぐる書類上の連鎖、すなわち誰が作品を調達し、誰が鑑定・認証し、一般公開の展覧会に入った後に誰がその物品を保証したのかも検証する。提供資料は、押収品が最終的に偽物と証明されるかどうかには触れず、捜査当局が追及に値する異常があると考えていることだけを示している。そのため展覧会は難しい立場に置かれる。一時的な押収でさえ、展示と、それを信頼したすべての人に長い影を落とし得るからだ。



