発生日:2025年10月14日
RNZによると、デビッド・アデアンは総選挙でウベニデ選挙区の議席を獲得した後、新議会の初会合で支持を確保し、対立候補なしでナウル大統領に再任された。55歳のアデアンは火曜日に無投票で選出され、19議席の議会が議員の中から大統領を選ぶ制度の下、再び同国の国家元首となった。
ナウルでは大統領職が選挙の勝者に直接与えられるわけではないため、投票の仕組みが重要となる。総選挙では19人が当選したが、そのうち1人が議長になるため、大統領を選ぶ議員は18人となる。選挙令状の返付後に議会が招集され、議会はまずマーカス・スティーブン元大統領を議長、イザベラ・ダゲアゴを副議長に選出してから、最高職の選出に移った。アデアンはウベニデで837票を得て議席を獲得したが、それによって自動的に大統領になったわけではない。
この結果は、ナウルの政治が議会での数と個人的な同盟関係にいかに密接に結び付いているかも示している。アデアンは今回、選挙区で最も直近に当選した人物であると同時に、議会開会時に大統領候補として提案された唯一の人物となった。この無投票での再任は、少なくとも現時点では、対立勢力が競合する過半数を形成できなかったことを示唆する。RNZが説明した憲法上の制度の下では、アデアンは自らへの投票資格を持つ18人の議員の中から閣僚と副大臣も選ぶ。
アデアンを取り巻く政治的な雰囲気は、なお複雑だ。TVNZの太平洋地域担当特派員バーバラ・ドリーバーは、アデアンについて、強硬な決定を重ねてきた物議を醸す指導者だと評した。ドリーバーは、旅券販売をめぐる疑惑、バロン・ワカ元大統領との緊密な関係、そして両氏がリン鉱石会社からリベートを受け取ったと非難されたとの主張を挙げ、この疑惑はオーストラリア警察が調べたと述べた。また、アデアンは裁判官を解任し、司法相在任中に司法制度を変更したほか、メディアへの統制を強めた政府の一員だったとも述べた。
こうした主張はRNZの報道で裁定されたものではないが、ナウルの国土の小ささを超えてアデアンの大統領職が注視される理由を説明する一助となる。ナウルは太平洋の小さな島国だが、その政治は移民、法、統治、報道の自由をめぐるより大きな議論とたびたび交差する。ある指導者が物議を醸す人物と評される場合、懸念されているのはしばしば人物そのものだけでなく、その人物を取り巻く制度の機能のあり方でもある。
報道はまた、海外のジャーナリストがナウルで取材するにはビザが必要で、申請料として8,000豪ドルを負担しなければならず、外部からの監視が難しいことも指摘した。この点は、同国の政治が国外からは不透明に見え得る理由を説明している。また、アデアンが無投票を経て大統領職に復帰した事実に一層の重みを与えている。取材へのアクセスが限られる環境では、議会による正式な行動が、誰が権力を握っているかを示す最も明確な公的シグナルの一つだからだ。
したがって、アデアンの復帰には手続き上と政治上の両方の意味がある。手続き上は、新議会が同氏を支持してまとまったことを確認するものだ。政治的には、同国の裁判所、メディア環境、国際的評価をすでに危うくしてきたと批判派が指摘する指導姿勢を延長するものとなる。ナウルにとって今後の課題は、誰が議席を獲得したかよりも、内閣が任命され、新議会が活動を始めた後、その権力がどのように使われるかにある。



