# 停戦の緊張が高まるなか、イスラエルが人質2人の遺体を新たに受領

赤十字がハマスから棺を受け取って引き渡したことを受け、イスラエルは2025年10月15日、人質2人の遺体を新たに受領した。一方、その前日に返還された遺体のうち1人の身元をめぐり、新たな不確実性も生じている。

イスラエル軍は火曜日、ハマスが前日に引き渡した4人の遺体のうち1人について、法医学的検査の結果、ガザで拘束されていたどの人質とも一致しなかったと発表した。この判明により、2年間にわたる戦争を停止させ、死者の身元確認という困難で遅々として進まない作業を生じさせた、すでに脆弱な停戦にさらなる緊張が加わった。

イスラエル軍によると、今回新たに受け取った2人の遺体はテルアビブの法医学研究所へ送られ、身元はまだ確認されていない。同時に、ガザ保健省は、イスラエルからパレスチナ人の遺体45人を新たに受け取り、ガザへ返還された遺体は計90人になったと発表した。同省によると、法医学チームは調査した遺体に虐待の痕跡を確認した。

この交換は、ドナルド・トランプ米大統領が提示した停戦案の条件を反映したものだ。この合意では、生存者と死者を含むすべての人質を、月曜日に期限を迎えた期日までに返還するよう求めていた。それが実現しなかった場合、ハマスは死亡した人質に関する情報を提供し、可能な限り速やかに遺体の引き渡しを続けることになっていた。

イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は、イスラエルは妥協しないと述べ、ハマスに対して合意上の義務を果たすよう要求した。トランプ氏はCNNのインタビューで、ハマスが合意を順守していないと自身が判断すれば、イスラエルは戦争を再開する可能性があると警告した。この警告は、遺体の引き渡しが滞れば、停戦がいかに急速に崩れ得るかを浮き彫りにした。

双方の家族は依然として不確実な状況に置かれている。保健省は、親族が行方不明者を見分ける手掛かりとなるよう身元不明の遺体の画像を公開したが、数千人のパレスチナ人が依然として消息不明となっている。赤十字は、ガザへ返還された死者のうち名前を伝えられたのは3人だけだと述べており、多くの家族が答えを得られないままとなっている。

提供された資料には、ガザへ返還された遺体に身体的虐待の痕跡があり、到着時にも手足を拘束されたままの遺体があったとも記されている。こうした主張は人権をめぐるさらなる疑問を提起するが、報告の中では独立した検証による結論は出ていない。

明らかなのは、停戦によって戦争の人的犠牲が終わったわけではないということだ。むしろ、戦いの舞台は法医学研究所や病院の遺体安置所、そしていずれかの側が合意を履行していないと見なされた場合に何が起きるかをめぐる外交上の警告へと移った。

休戦の次の段階は、残る遺体の返還だけでなく、戦闘を停止させた脆弱な取り決めを相手側が守っていると双方が信じられるかどうかにかかっている。