発生日:2025年10月19日

中道派の上院議員ロドリゴ・パス・ペレイラ氏が10月19日のボリビア大統領選決選投票で勝利し、同国では20年ぶりとなる保守派の選挙勝利を実現するとともに、MASとして知られる左派「社会主義運動」の長期にわたる優位に終止符を打った。

選挙裁判所の予備集計に投票の97%強が反映された段階で、パス氏は54.6%、ホルヘ・「トゥト」・キロガ元大統領は45.4%を獲得したと、ガーディアン紙が報じた。AP通信はパス氏の得票率を54.5%としている。このわずかな差は予備報道によるもので結果を左右するものではなかったが、選挙裁判所は集計がまだ確定していないと強調した。

ボリビアでは、撮影された投票記録に基づく迅速な予備集計制度と、票を公開で精査してから公式システムに入力する、より時間のかかる最終集計が用いられている。裁判所には最終結果の公表まで最大7日間が認められていた。キロガ氏はパス氏に電話で祝意を伝え、選挙当局の作業を尊重しつつ集計を監視すると述べた。

パス氏は11月8日に就任する予定だった。したがって、その勝利は選挙におけるMAS支配の終焉を意味したものの、発生日の時点ではまだ政権移行は行われていなかった。これはボリビア初の大統領選決選投票であり、投票用紙にMAS候補が載らない大統領選としても2005年以来初めてだった。

経済危機が結果を左右

選挙は、ボリビアにとって40年間で最悪の経済危機のさなかに実施された。天然ガス生産は減少し、中央銀行では米ドルが不足し、燃料を求める列が主要都市に延び、9月の前年同月比インフレ率は23%に達したとAP通信は伝えた。

パス氏は「大衆資本主義」を掲げて選挙戦を展開し、小規模事業者向けの低金利融資、テクノロジー製品や車両を含む製品への関税引き下げ、一部の国民が国家に負う債務の帳消しを公約した。キロガ氏が提案した財政ショックと国際通貨基金による救済という手法は退けた。

次期大統領のパス氏は、イデオロギーよりも雇用、より強固な制度、法的安定性、私有財産が重要だと主張した。ディーゼル油とガソリンの供給安定化に取り組むことも約束した。これらの公約は厳しい議会情勢に直面していた。パス氏のキリスト教民主党は下院49議席、上院16議席で最大勢力となったが、協力勢力なしで法案を可決するために必要な過半数には届かなかった。

MASの崩壊には、エボ・モラレス元大統領とルイス・アルセ大統領の確執に加え、物資不足とインフレに対する国民の怒りが影響した。アルセ氏は再選を目指さなかった。かつて議会の3分の2を支配していた同党は、下院でわずか2議席、上院では議席なしとなる見通しだとガーディアン紙は報じた。

ワシントンへの転換

パス氏は、MAS政権下で関係が長年緊張していた米国との結び付きを強めたいと述べた。選挙翌日にAP通信が報じた選挙後の発言で、同氏は次期政権が燃料輸入の確保についてトランプ政権や他国政府と協議していると語った。マルコ・ルビオ米国務長官は、今回の結果を投資、移民、安全保障に関する協力の機会として歓迎した。

月曜日のこれらの発言は後に加わった背景情報であり、投票終了時に新たに発表された立場ではなかった。それでも、決選投票に進んだ両候補がワシントンとの関係強化を求めていた選挙運動中に示された外交転換を明確にするものだった。

ハイメ・パス・サモラ元大統領の息子であるパス氏は、市長や上院議員を務めていたものの、全国的な支持が限られた状態で選挙戦に入った。副大統領候補の元警察大尉エドマン・ララ氏は、警察内部の汚職を公に告発した後、ソーシャルメディアで支持を集めた。両氏の選挙運動は、かつてMASの牙城とみなされていた地域の人々を含め、労働者階級や農村部の有権者を引き付けた。

この結果は明確な予備的勝利をもたらしたが、無制約の信任を意味するものではなかった。パス氏は、分裂した議会、深刻な外貨・燃料不足、連立内部の相反する期待に直面した。その当選によって一つの政治的時代は終わったが、市場改革、対象を絞った支援、米国との関係強化を組み合わせるという同氏の提案が危機を解決できるかどうかは、10月19日時点ではまだ試されていなかった。