水曜日、ベオグラードにあるセルビア国会議事堂の外で発砲があり、1人が負傷した。アレクサンダル・ブチッチ大統領はこの事件を重大なテロ行為だと表現した。事件は国内で政治的に最も敏感な建物の一つの外で発生し、抗議キャンプと国家の治安をめぐってすでに緊張していた雰囲気を、ただちに一層強めた。

ANSAの報道によると、銃撃は国会議事堂の外で起き、反政府抗議活動が続くなか、ブチッチ氏の支持者らが今年設置したテントの中で火災が発生した。報道によると、地元メディアは当初、被害者が重傷を負ったと伝えた。また、このテントは、国会周辺を数カ月にわたって取り囲んできた、より広範な抗議活動の一環として設置された複数のテントの一つだったという。

ブチッチ氏は、セルビア宮殿での公式式典を退席した後、この事件について公に説明すると述べた。事件を重大なテロ行為と表現したことは、入手可能な報告に最終的な法的分類や容疑者の動機の詳細が示されていないにもかかわらず、政府がこの銃撃を通常の治安事件以上のものとして扱っていることを示している。

報道から明らかなのは、この事件が政治的象徴性を強く帯びた場所で起きたということだ。国会の敷地は政府の支持者と反対者が対立する中心地に繰り返しなってきており、テントの存在はその対立する情景の一部となっている。したがって、そこでの銃撃は、治安、警備、反対意見への政府の対応をめぐる議論を激化させる可能性が高い。

ANSAの記事は負傷者の身元を明らかにしておらず、火災がテント自体を超えて、より広範な被害をもたらしたかどうかも特定していない。また、誰が発砲したのか、現場で誰かが逮捕されたのかも記されていない。こうした詳細は重要だが、ここで提供された情報源には含まれていないため、推測することはできない。

この事件のより広い意味は、直後の混乱よりも、その周囲にある政治的状況にある。セルビアでは政府と批判勢力の摩擦が続いており、国会周辺はそうした緊張が目に見える形で表れる舞台となってきた。そこで暴力的な出来事が起きれば、政府機関と抗議者双方の間の不信感が深まるおそれがある。

現時点で最も安全な結論は、限定的なものだ。セルビア国会議事堂の外で銃撃があり、少なくとも1人が負傷し、テントが炎上した。そして大統領は直ちに、この出来事をテロ未遂として位置付けた。その説明が妥当かどうかは捜査によって判断される。

それまでは、この事件は、セルビアの政治的対立が、特に首都の中心部で展開される場合、急激に物理的な衝突へ転じ得ることを改めて示すものとなる。