2025年10月31日、ガイアナ当局は、米国から身柄引き渡し要請を受けた次期野党指導者アズルディン・モハメドを逮捕した。この事件により、政治的な移行は直ちに法廷闘争へと変わった。モハメドは選挙を経て同国で最も注目される新たな野党政治家の一人になったばかりで、議会で正式な指導的役職に就くとみられていたためだ。
AP通信によると、モハメドは最近、マネーロンダリング、贈賄、脱税、通信・郵便詐欺などの容疑で、フロリダ州の連邦大陪審に起訴された。モハメドは、9月1日の総選挙で全65議席のうち16議席を獲得した「ウィ・インベスト・イン・ネーションフッド」党の党首である。出廷後、750ドルの保釈金で釈放され、11月上旬に2度目の身柄引き渡し審理へ出廷するよう命じられた。
父親のナザール・モハメドも逮捕され、その後保釈された。アニル・ナンドラル司法長官は、当局が米国からの正式な要請に基づいて行動したと述べた。弁護人の一人は、申し立てられた犯罪の一部はガイアナ法または両国間の条約上、引き渡しの対象にならないと主張した。このため、争いは最初の逮捕後も長期にわたり続く可能性が高い。
AP通信はまた、この事件を、より長期にわたる汚職問題の文脈に位置付けている。米財務省は昨年、ガイアナから米国へ2万2000ポンドを超える金を密輸し、5000万ドルを超える税金を免れたとの疑惑をめぐり、アズルディン・モハメドと父親、さらに一族の企業に制裁を科した。この以前の制裁は、説明責任をめぐる問題にすでに敏感になっている石油資源国で、今回の逮捕がこれほど大きな衝撃をもって受け止められた理由を説明するものだ。
モハメドは、議会再開時に新たな野党議員らによって指導者に選出されるとみられていた。そのため逮捕は法的領域と政治的領域の双方を同時に直撃し、正式承認の目前にあった役職への就任を遅らせた。資料一式は、米国による身柄引き渡しの動きが、弁護士らによってひそかに処理される遠い二国間問題ではなく、ガイアナ国内政治の中心的争点になったとの見方を裏付けている。
証拠が示していないのは、有罪かどうかである。示されているのは、逮捕、保釈、審理の継続、そして金銭、金、脱税に関連する一連の米国側の訴追内容だ。したがってこの記事が重要なのは、根底にある疑惑に決着をつけたからではなく、ガイアナで最も新しい野党指導者の一人が、支持者らが就任を見込んでいた役職に就く前から法廷に立つことになったからである。
この事件は、石油ブームによって公的監視が弱まるどころか強まった国で起きたという点でも、より広い重要性を持つ。ガイアナ当局は今や、著名な野党政治家、米国からの身柄引き渡し要請、そして金密輸と脱税の疑惑に関連する制裁の公的記録を同時に扱わなければならない。この組み合わせは、裁判官が身柄引き渡しについて判断する前から、議会政治を複雑にしかねない。AP通信の報道はそれらの主張に決着をつけてはいないが、金融犯罪事件が、小規模ながら強く注視される国で、いかに急速に政治的信頼性を試す問題となり得るかを示している。



