出来事の日付:2025年11月3日
BBCの元外部顧問マイケル・プレスコットによる内部メモが流出し、2021年1月6日の米連邦議会議事堂襲撃当日に行われたドナルド・トランプの演説を「パノラマ」のドキュメンタリー番組が編集した方法により、視聴者を誤解させたとBBCを非難した。この文書についてはデイリー・テレグラフが報じ、ザ・アイ・ペーパーが内容を伝えた。
疑惑の対象となったのは、「Trump: A Second Chance?(トランプ:セカンドチャンス?)」と題する回だった。メモによると、番組はトランプの演説の別々の箇所から映像をつなぎ合わせ、支持者らが議事堂まで歩き、「死に物狂いで戦う」とトランプが一続きの発言として述べたように見せた。提供された証拠によれば、実際の演説でトランプは群衆に対し、平和的かつ愛国的に自分たちの声を届けるようにも述べており、「死に物狂いで戦う」という表現は、2020年の選挙が盗まれたという虚偽の主張を繰り返した際に、後になって発せられたものだった。
プレスコットは、BBC理事会の編集指針・基準委員会で独立外部顧問を3年間務めた後、6月に退任した。理事会に送った添え状で、編集上の問題が提起された際のBBCの対応について依然として強い懸念を抱いていると述べ、幹部らが問題に十分対処しなかったと主張した。彼の主張は元顧問1人の評価であり、提供された証拠の中で独立した審理によって認定された事実ではない。
BBCは、流出文書についてはコメントしないとした。広報担当者は、意見は真摯に受け止め、慎重に検討していると付け加え、プレスコットが務めていた委員会では報道を巡る異なる見解が日常的に議論されていたと指摘した。この回答は、「パノラマ」の編集を巡る具体的な疑惑を直接認めることも否定することもしなかった。
この情報開示を受け、複数の保守系政治家が対応を要求した。ボリス・ジョンソンはBBCで誰かが責任を取るのかと問い、リズ・トラスはBBCへの公的資金を打ち切るよう求め、影の文化相ナイジェル・ハドルストンは説明、謝罪、調査を要求した。ドナルド・トランプ・ジュニアもソーシャルメディアへの投稿で英国メディアを攻撃した。
争点の中心は、トランプが演説のどこかで引用された各文言を実際に発したかどうかではなく、それらの発言を一つにつなげたことによる編集上の効果である。この区別は重要だ。個々の言葉が本物であっても、編集によって視聴者による時系列や意図の理解が変わる可能性があるからだ。提供された情報源には、番組全編、メモの全文、BBCによる正式な検証は含まれていない。したがって、確認された出来事はプレスコットの主張が公表され、それに対する反応があったことだ。編集がBBCの基準に違反したかどうかは、入手可能な証拠では未解決のままだった。



