# 米国、欧州の反ファシズム系4団体をテロ組織に指定へ

米国務省は、ドイツを拠点とするアンティファ・オストを含め、自らを「アンティファ」と称する欧州の4団体をテロ組織に指定するとしている。

DWによると、指定は11月20日に発効する予定で、イタリアの1団体とギリシャの2団体も対象となる。イタリアのネットワークは非公式アナキスト連盟(FAI/FRI)として知られ、ギリシャの団体について国務省は「武装プロレタリア正義」と「革命的階級自衛」と英訳している。

この措置が重要なのは、複数の欧州諸国で活動する思想的団体にワシントンが外国テロ組織の指定を適用するのは異例だからだ。国務省は、この措置がドナルド・トランプ大統領の国家安全保障大統領覚書第7号を支持するものであり、暴力やテロ行為を用いると同省が表現した反ファシズム系ネットワークを妨害することを目的としていると説明した。

マルコ・ルビオ国務長官は、この運動に属する団体は革命的アナキズムまたはマルクス主義の思想を信奉し、そうした思想を国内外での暴力的襲撃を正当化するために利用していると述べたと報じられた。報道は、ワシントンがこの指定を象徴的な意思表示ではなく、米国市民にも影響を及ぼす法的措置として提示していることを明確にしている。

報道によると、その影響の一つとして、米国人はこれらの団体に加入したり、資金援助したりすることを禁じられる。これにより指定は単なる言辞を超えた実効性を持ち、国際的な活動、資金調達、または兵站に関わる者に影響する可能性が高い。

国務省は発表で具体的な事件を挙げなかったが、ドイツとハンガリーでの襲撃に言及し、ハンガリーがすでにアンティファ・オストをテロ組織に指定していると指摘した。報道によると、アンティファ・オストは2018年から2023年にかけて襲撃を実行し、2023年2月にブダペストで起きた暴行にも関与したとされている。

DWはさらに、この団体を巡るドイツの注目度の高い裁判で、ドレスデンの学生リナ・Eに2023年、実刑判決が言い渡されたこと、また別のメンバーとみられるヨハン・Gが昨年末に逮捕されたことを伝えている。検察は殺人未遂などの容疑で、ヨハン・Gらを裁判にかけることを求めている。

こうした背景は、この指定が政治的な論争を伴う理由を示している。措置の支持者は、組織的暴力への対応だと捉えるだろう。批判者は、米国がテロ法の適用範囲を、反ファシズムや政治的抗議を巡る、より広範な思想闘争にまで拡大していると主張する可能性が高い。

報道は、欧州各国政府がどのように対応するかを伝えておらず、直ちに逮捕や資産凍結が行われるとも説明していない。しかし、指定そのものがこのニュースの核心だ。ワシントンはこれらの団体を外国テロ組織として扱う方向に動いており、この措置が左翼武装闘争に関連する過激派の暴力に対する、より広範な取り組みの一環だと示唆している。

報道によると、この措置は11月20日に発効し、法的地位が変わるまでの猶予は短い。現時点でワシントンのメッセージは明確だ。アンティファ・オストと名前を挙げられた他の団体はテロ対策の枠組みに組み込まれつつあり、その法的・政治的影響は発表自体をはるかに超える。