2025年11月17日に掲載されたAPの報道によると、シリアの調査当局は、7月に数百人が死亡したスワイダでの宗派間暴力を巡り、同国の治安機関と軍の関係者が拘束されたと明らかにした。

この発表は、南部スワイダ県での戦闘を調べる調査委員会の責任者、ハテム・ナーサン判事が行った。同判事はダマスカスで記者団に対し、委員会は「肯定的な成果」を得ており、聞き取り、証拠、インターネット上に投稿された動画に基づき、違反行為が立証された当局者を特定したと述べた。拘束された者は、取り調べ後に司法当局へ送致された。

ナーサン氏によると、治安機関の関係者は内務省に、軍関係者は国防省に拘束された。拘束された人数は明らかにしなかった。また、委員会は現時点で死者数を公表せず、その数字は年末までにまとめられる予定の最終報告書に記載すると述べた。

スワイダでの暴力は7月中旬、ドルーズ派の精神的指導者シェイク・ヒクマト・アル・ヒジュリ氏と関係する武装集団が、地元のベドウィン部族と衝突したことで始まった。その後、政府軍が介入し、APの報道によると、事実上ベドウィン側に加勢した。その結果、殺害が相次ぎ、主にドルーズ派の民間人数百人が死亡した。多くは政府側の戦闘員によって殺害された。

委員会の公の発言が重要なのは、ダマスカスが、地元民兵や対立する共同体集団だけでなく、自らの部隊が犯した人権侵害も調査する姿勢を示そうとしていることをうかがわせるからだ。少数派住民のいる地域での暴力を巡り、シリア当局が数カ月にわたって厳しい目を向けられてきた後だけに、これは重要なシグナルである。

ナーサン氏はまた、外国人戦闘員が流血の中心的存在だったとの見方を否定した。一部の外国人戦闘員を拘束して取り調べたものの、彼らは単独で行動しており、シリアの軍や治安部隊には所属していなかったと説明した。この区別は、公式説明が外部勢力ではなく国内の指揮系統に焦点を絞ることになるため、今後重要になる可能性がある。

スワイダでの暴力は、人道面だけでなく、政治的にも重大な意味を持つ。殺害事件の後、スワイダの一部住民は連邦制の下での自治を求め始め、より少数の集団は完全な分割を主張した。したがって、この混乱は単なる刑事捜査にとどまらず、戦後シリアの政治秩序や、国家とドルーズ派共同体の将来の関係を巡る、より広範な争いの一部となっている。

現時点で、委員会は拘束者の全名簿も、外部の人々が責任追及の範囲を評価できるような調査結果も公表していない。しかし、治安・軍関係者の一部を逮捕したと調査当局が明らかにしたことは、すでに宗派間の緊張を激化させ、新政府の共同体間暴力への対応を試すこととなった事件において、注目すべき一歩である。