発生日:2025年11月25日。 ロシアによるミサイルとドローンの攻撃でキーウでは7人が死亡、21人が負傷した。一方、ロシア当局は、ウクライナの攻撃によりロストフ州で3人が死亡し、10人が負傷したと発表した。こうした相互の攻撃は、米国が仲介する新たな和平協議がアブダビで始まるなかで起きた。

ウクライナによると、ロシアは主にキーウとその周辺地域、エネルギーインフラを標的とした夜間攻撃で、ミサイル22発とドローン464機を発射した。ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は、ミサイルには極超音速兵器「キンジャール」4発が含まれていたと述べた。爆発は午前1時すぎと午前7時ごろの2波にわたって報告された。

キーウ西部のスビャトシン地区では、倉庫付近への攻撃で4人が死亡し、3人が負傷した。スーパーマーケットチェーンのノーバスは、同社の倉庫が破壊され、死亡したのは運転手たちだったと発表した。ドニプロ地区では、9階建ての住宅が攻撃を受け、2人が死亡、5人が負傷した。首都で死亡したと報告された人のうち1人は、俳優、音楽家、舞台装置制作者のワディム・トゥプチーさん(65)だった。

当局は、攻撃または落下した破片による被害の報告を13件記録した。被害を受けた場所にはペチェルスク地区の22階建て集合住宅も含まれ、4つの階が焼けた。首都では緊急停電が実施され、広い地域で暖房供給が途絶えるなか、作業員が被害の撤去作業を開始した。

攻撃はキーウ以外にも及んだ。ドニプロ、ハルキウ、チェルニヒウ、チェルカスィの各州でも爆発音が聞かれた。ゼレンスキー氏は、ドローン4機がモルドバとルーマニアの領空に侵入したと述べた。ルーマニア国防省は、早朝にドローン2機を追跡するため戦闘機4機を出動させたと発表した。

ロシア側から入手できた報告が示す状況はより限定的で、ロストフ州で3人が死亡し、10人が負傷したとしていた。提供された証拠には、標的、兵器、死傷者が出た正確な場所が明記されていなかったため、本記事ではそれらの詳細は未確認のままとなっている。

一方、ダン・ドリスコル米陸軍長官は、ロシアおよびウクライナの代表団と接触するためアラブ首長国連邦を訪れた。ウクライナ側の代表団はキリロ・ブダノフ氏が率いていると報じられた。ゼレンスキー氏はウクライナのパートナー諸国に対し、外交と継続的な軍事支援および制裁圧力を組み合わせるよう促し、交渉によってキーウを弱体化させてはならないと主張した。

そのタイミングは、外交活動と現地の状況との隔たりを浮き彫りにした。代表者らが交渉による道を模索する一方で、大規模な攻撃により民間人が死亡し、住宅やインフラが損壊し、紛争の両側で基本的なサービスが途絶えた。キーウ当局は、この攻撃を民間インフラと住宅を意図的に狙ったものだと説明した。一方、ロストフ州の死傷者に関するロシア側の説明は、提供された報道の中では別個の公式主張として位置づけられている。交渉も両政府の声明も、夜間の応酬を直ちに停止させるには至らなかった。