歴史上の発生日である2025年11月26日に香港の高層集合住宅で発生した火災により、少なくとも94人が死亡し、70人以上が負傷した。香港では数十年で最悪級の火災となった。当局が炎がこれほど急速に広がった原因を調査する中、消防隊は翌日も損傷した各棟の捜索を続けた。[8578]
火災は午後、中国本土との境界に近い香港北部・大埔の宏福苑で発生した。当局によると、32階建ての棟を囲む外部足場で出火した後、竹製の足場と工事用ネットに沿って延焼し、建物内に入り、最終的に団地の8棟のうち7棟に被害が及んだ。風の強い状況が延焼に影響した可能性がある。[8578]
緊急対応隊は、猛烈な熱気と暗闇、落下する足場やがれきに直面した。障害物によって緊急車両の接近も制限された。11月27日には主要な消火活動が終わりに近づいていたものの、隊員らはなお各住戸を確認し、残り火や不安定ながれきによる再出火を警戒していた。負傷者には消防士11人も含まれていた。[8578]
依然として安否不明の人の数は確定していなかった。香港政府トップの李家超行政長官は、11月27日早朝の時点で当局が279人と連絡を取れなくなっていると述べたが、その後、何人が引き続き行方不明なのか、安全な場所に避難したのか、あるいは建物内にいるとみられるのかについて、当局は明らかにしなかった。住民約900人が一時避難所へ避難した。[8578]
警察は、建設会社の取締役2人と技術コンサルタント1人の男性計3人を過失致死の疑いで逮捕した。捜査当局は、改修工事の責任者らに重大な過失があった疑いがあると述べた。警察は3人の勤務先を直接明らかにしなかったが、警察官らはプレステージ・コンストラクション&エンジニアリング社の事務所を捜索した。APは同社がこの集合住宅の改修工事を担当していたことを確認した。同社への電話に応答はなかった。容疑による逮捕は刑事上の有罪を確定するものではない。[8578]
当局は、建物の外側に設置された資材が耐火要件を満たしていたかどうかを調べていた。警察はまた、火災を免れた唯一の棟のエレベーターホール付近で、窓のそばに非常に燃えやすい発泡プラスチック製パネルがあるのを発見したと報告した。当局によると、パネルは建設会社が設置したとみられているが、その目的は判明していなかった。香港の汚職捜査機関もこれとは別に、改修事業に関連する汚職の可能性について調査を開始した。[8578]
宏福苑は約2,000戸を擁する8棟で構成され、高齢者を多く含む約4,800人が居住している。この団地は1980年代に建設され、火災発生時には大規模改修工事が行われていた。[8578]
この惨事を受け、政府は大規模改修中の住宅団地を直ちに点検するよう命じた。当局はまた、竹は耐火性が低いとの懸念を挙げ、適切な作業環境では竹製の足場を金属製のものに置き換えることについて、建設業界と協議すると述べた。[8578]
別の報告によると、政府は被災住民のために3億香港ドルの救援基金を設ける計画だった。避難を余儀なくされた家族が住む場所を探し、親族に関する情報を待つ中、企業や慈善団体も寄付を発表した。[8576]



