フランス24が配信したAFP通信の報道によると、ギニアビサウの軍事政権はクーデターで権力を掌握してから数日後、28人からなる暫定政府を発足させる一方、追放されたウマロ・シソコ・エンバロ大統領はコンゴ共和国の首都ブラザビルに到着した。

軍による政権掌握は、暫定選挙結果が発表される予定日の前日に当たる水曜日に起きた。土曜日までに軍事政権は、陸軍将校5人と女性4人を含む新たな国家運営チームを指名し、混乱をもたらす権力奪取として始まった事態を正常化しようとする姿勢を示した。

報道によると、軍事政権はオルタ・ンタム将軍を、1年間続く予定の暫定政権の指導者に任命した。ンタムはエンバロの側近とされているため、この人選は政治的に重要であり、クーデターが大統領府との完全な決別ではなく、内部関係者の影響を受けた可能性があるとの臆測を呼んでいる。

こうした疑惑は、資料の中では解消されていない。野党と一部の専門家は、エンバロが選挙手続きを止めるために政権掌握を画策した可能性を指摘している一方、軍事政権側は麻薬組織の大物らによる陰謀を理由に挙げ、汚職と密売に対する闘いを呼びかけている。本当の動機は依然として不明だ。

明らかなのは、政治的余波が拡大していることだ。野党のギニア・カーボベルデ独立アフリカ党は、重武装した民兵に本部を襲撃されたと発表し、首都では小規模な衝突が報告された。これは、政権掌握後の同国が急速に安定へ向かっているのではなく、なお動揺していることを示している。

エンバロの所在も重要だ。短時間拘束された後、当初はセネガルへ移送され、その後、土曜日にブラザビルへ到着した。コンゴ政府に近い情報筋によると、エンバロはプライベートジェットで到着し、同国にとどまる意向だという。これは追放された指導者が一時的な避難先を見つけた可能性を示すものの、恒久的な政治的解決を必ずしも意味しない。

ギニアビサウには不安定な政治、クーデター、クーデター未遂の長い歴史があり、資料は同国が独立以来、すでに4回のクーデターと数多くの政権掌握を経験したと記している。したがって、今回の激変も、国家機関と民主的な政権移行を繰り返し損なってきたパターンに合致する。

秩序を回復しているという軍事政権の主張は、追放されたばかりの指導者が別の首都に到着する光景よりも、国内では受け入れられやすいかもしれない。しかし全体像としては、汚職、貧困、麻薬密売、軍の介入というすべての問題に同時に苦闘し続ける国の姿が浮かび上がる。

現時点で確認されているのは、軍事政権が暫定政府を発足させ、エンバロがブラザビルに滞在し、ギニアビサウが明確な解決の見通しがないまま、対立を伴う政治的移行期にあるということだ。