# キルギスで議会前倒し選挙、ジャパロフ大統領の支配強化の見通し

NeoTechNews編集部

キルギスでは出来事の当日、議会前倒し選挙が行われ、サディル・ジャパロフ大統領の盟友が勝利し、2020年以降ますます中央集権化してきた政治体制を強化すると広く予想された。

アルジャジーラは、正式な政党も組織化された野党もないなかで投票が行われたと報じた。これは、かつて中央アジアで最も政治的に開かれた国と評されたキルギスの姿とは著しい対照を成している。選挙は、ジャパロフ氏が権力を固め、ソ連時代後の流動的な政治から同国を遠ざけてきた数年間を経て、同氏の支配を確固たるものにするとみられている。

キルギスの歴史を見れば、今回の選挙がこれほど注視されている理由が分かる。同国では2005年、2010年、2020年に、選挙が不正操作された、または権力が国民の期待から乖離したとの批判が出た後、その都度、街頭デモによって指導者が追放された。しかし、自身の権力掌握につながった2020年の抗議運動以降、ジャパロフ氏はメディアと野党勢力の双方に対する国家統制を強化してきた。

選挙の時期自体も注目に値する。当初、議会選挙は2026年11月まで予定されていなかったが、議員らは9月、前倒し選挙への道を開くため自ら議会を解散した。この動きによって手続きが前倒しされ、現在はジャパロフ氏の盟友で埋め尽くされた議会が誕生し、同氏が再選を目指すとみられる2027年の大統領選への道が開かれる見通しとなっている。

支持者らは、この転換は数十年に及ぶ混乱を経て安定を求める国民の願いを反映していると主張する。アルジャジーラが引用したロイターの報道によると、エディル・バイサロフ副首相は、独立後の最初の30年間はウェストミンスター型政治を模倣しようとして費やされたが、うまくいかなかったと語った。同氏は、キルギスの現在の方向性は、生活水準を向上させなかった制度を輸入することではなく、混乱を拒絶することに根差していると述べた。

しかし、批判する人々には別の姿が見えている。記事によると、メディアへの締め付けの一環として独立系ジャーナリストが過激派に指定されており、政府はこれを海外のソーシャルメディア・プラットフォームによってあおられる否定的感情から国を守る措置だと正当化している。野党候補ボロト・イブラギモフ氏は、議会の約80%が再選されると予想していると述べ、競争がいかに限定的に見えるかを浮き彫りにした。

経済実績は、依然としてジャパロフ氏の政治基盤の一部となっている。アルジャジーラによると、インフレと電力不足が家計を圧迫する一方で、キルギスの成長率は中央アジアのどの国よりも高い。エコノミストらは、その成長の一部が、関税同盟加盟国であるキルギスが、ウクライナ戦争に関連する制裁下でロシアへ振り向けられる輸入品の決済拠点として果たす役割に関係していると指摘する。

選挙結果は国内政治を超えて重要となる。欧米諸国は、ロシアの制裁回避を支援した疑いでキルギスの複数の銀行と暗号資産企業に制裁を科しており、ジャパロフ氏はモスクワとの緊密な関係を前面に押し出してきた。プーチン氏は先週ビシケクを訪問し、その顔写真が市内各所の広告看板に掲げられた。

したがって、この選挙は議席数の計算以上の意味を持つ。中央集権化、メディアへの圧力、ロシアとの連携を通じて築かれた安定モデルへの信任投票であり、キルギスの政治体制に意味のある競争の余地がまだ残っているかを問うものでもある。