BBCワールドサービスは、同局のBBC Eyeチームによる調査で、ジョージア政府が昨年のデモ中、トビリシの反政府デモ参加者に対し、化学剤を混入した放水銃を使用したことを示唆する証拠が見つかったとしている。報道によると、その物質は第一次世界大戦中に初めて使用され、作用が長く続くことから後に暴動鎮圧剤として使われなくなった化学物質「カマイト」だった可能性がある。

BBCの報道は、デモ参加者の証言、機動隊内部の告発者へのインタビュー、特殊任務局の機密物品目録、同局に提供された医学的研究という複数の証拠に基づいている。報道によると、この研究では暴動鎮圧剤と放水銃にさらされたデモ参加者約350人から聞き取りを行い、半数近くが、せき、息切れ、皮膚の炎症など、30日を超えて続く長期的な影響を訴えた。

この疑惑が深刻なのは、強硬な警察活動だったとの主張にとどまらないためだ。報道によると、機動隊で武器部門の責任者を務めた人物は、放水銃に2種類の化学物質を混ぜたものを試験するよう求められたとBBCに語った。また、毒物学と化学兵器の専門家は、その化学剤がカマイトの可能性があるとの見方を示した。BBCが引用した国連の拷問問題特別報告者は、この証拠が「実験兵器」に相当する可能性があり、確認されれば人権法に違反すると述べた。

ジョージア政府と与党「ジョージアの夢」は疑惑を否定し、「極めて軽薄」で「ばかげている」と表現するとともに、法執行機関は法律と憲法の範囲内で行動したと主張している。この否定も記録の一部であり、調査結果に反する証拠としてではなく、政府側の回答として扱うべきだ。BBCの記事は、政府が放水銃に混ぜた化学物質の組成を明らかにしていないと明記している。

この資料で確認できるのは、限定的だが重要な結論である。BBCは、ジョージア当局がデモ中に化学物質を混入した群衆管理手段を使用したとの詳細な調査報道を公表し、政府はその主張に異議を唱えている。技術的、医学的な詳細により、この疑惑は通常のデモ暴力のニュースより重大なものとなっているが、根本的な問題については依然として見解が対立しており、そのように報じるべきだ。

ドキュメンタリーの放送時期も重要だ。BBCワールドサービスは、この調査が12月1日にBBC Twoの「Global Eye」で放送され、英国ではBBC iPlayerで視聴できるようになると発表した。つまり、この疑惑は一過性のニュースとしてではなく、昨年のデモで警察の群衆管理手段がどのように使われたかについて、証拠を重視した具体的な主張を検証するために構築された、科学捜査的なメディア企画としてまとめられた。

ジョージア政府が疑惑を否定しているため、この報道は説明責任、デモへの警察対応、国家の透明性を巡る、より広範な議論の一部となる可能性が高い。BBC自身の説明に基づいても、主な争点はデモ参加者が被害を受けたかどうかではなく、放水銃に何らかの物質が加えられていたのか、加えられていたとすれば何だったのかという点だ。この未解決の問題が、このニュースを重大なものにしている。

この論争は、警察活動を巡る疑惑を、国家の説明責任と化学物質使用の可能性を問う問題へと変えるため、デモそのものをはるかに超えて重要になる可能性が高い。BBCの証拠が裏付けられれば、問題は単にジョージアにおける群衆管理ではなく、政府が公には越えていないと否定する一線を越えたのかどうかということになる。