# ホンジュラス元大統領、トランプ氏の恩赦への厳しい批判の中で米刑務所から釈放

出来事の日付:2025-12-01

NeoTechNews編集部

ホンジュラスのフアン・オルランド・エルナンデス元大統領は、ドナルド・トランプ米大統領から恩赦を受け、2025年12月1日にウェストバージニア州の刑務所から釈放された。この決定はワシントンで党派を超えた批判を招き、政権が掲げる中南米の麻薬密売との闘いに混乱を加えた。エルナンデス氏は、大量のコカインを米国へ運び込むのを助けたとして米国で有罪判決を受け、前年に禁錮45年を言い渡されていた。

フランス24を通じたAFP通信の報道によると、エルナンデス氏の妻は、同氏が月曜日に刑務所を出て「再び自由の身になった」とソーシャルメディアで発表した。トランプ氏は翌日、この訴追を政治的な過剰反応だと位置づけ、恩赦を擁護した。記者団に対し、麻薬密売が行われていた国の大統領だったという理由でエルナンデス氏は標的にされたと述べ、この事件を「ひどい魔女狩り」と呼んだ。

この釈放が注目されたのは、政権のより広範な地域政策と真っ向から矛盾したためだ。トランプ氏は、ベネズエラへの圧力や、当局が麻薬を運んでいたと主張するカリブ海の小型船への物議を醸す攻撃を含め、軍事化された中南米での反麻薬作戦を2期目の柱としていた。そうした背景の中、米国の裁判所でコカイン密売罪により有罪となった元国家元首への恩赦は、一部の共和党員にさえ一貫性を欠くように映った。

米検察当局は、エルナンデス氏がメキシコのシナロア・カルテルを含むカルテルと長年にわたり協力していたと आरोपし、AFP通信は、この事件には400トンのコカインが米国へ流入したことに関連する疑惑が含まれていたと報じた。2014年から2022年までホンジュラスを統治したエルナンデス氏は、退任から数週間後に引き渡され、有罪となり、40年を超える禁錮刑を言い渡された。ホワイトハウスのキャロライン・レビット報道官は、エルナンデス氏がバイデン政権の価値観に反対していたため標的にされたと述べ、トランプ氏の介入を擁護した。

ホンジュラスでは、その時期も政治的に重要だった。釈放は、トランプ氏がエルナンデス氏の右派政党の候補ナスリー・アスフラ氏を支持した、極めて僅差の大統領選挙の最終結果を同国が待つ中で行われた。トランプ氏は、ホンジュラスが結果を改変しようとすれば「ただでは済まない」と警告する一方、与党候補のリシ・モンカダ氏は、介入主義的な干渉だとしてトランプ氏を非難した。この文脈により、恩赦は司法上物議を醸すだけでなく、政治的な思惑を帯びたものにも見えた。

批判は直ちに起きた。民主党のエド・マーキー上院議員は、米国へコカインを送り込んだ罪で有罪となった元指導者に恩赦を与えながら、政権が攻撃的な反麻薬作戦を正当化するのは筋が通らないと述べた。共和党のビル・カシディ上院議員も、政権が麻薬疑惑を理由にマドゥロ氏を追及する一方で、なぜエルナンデス氏が恩赦を受けるのか疑問を呈した。超党派の反応は、問題が単にトランプ氏の裁量にとどまらず、それを取り巻く政策の信頼性にも及んでいることを示した。

ホンジュラスにとって、この釈放は、選挙をめぐる不確実性のさなかに、失脚した元大統領を自由の身へ戻すものとなった。ワシントンにとっては、発言と行動の間に著しい矛盾を生じさせた。この事件だけで政権の地域戦略が変わるとは限らないが、批判派に分かりやすい論拠を与えた。すなわち、ホワイトハウスが麻薬密売を、国外で例外的な武力行使を必要とする国家安全保障上の脅威だと主張するなら、その取引で有罪となった元大統領への恩赦を、政治以外のものとして説明するのは困難だということだ。