発生日:2025年12月10日
米税関・国境警備局(CBP)は、電子渡航認証システム(ESTA)を通じて申請する人に対し、過去5年間のソーシャルメディア情報の提供を義務付けることを提案した。この計画は、英国、アイルランド、オーストラリア、ニュージーランド、日本、および欧州の複数の国を含む、およそ40のビザ免除プログラム対象国からの資格を満たす渡航者に影響する。
ESTAでは、承認された渡航者が通常のビザを取得せずに米国へ短期滞在できる。認証は通常、最長90日間の渡航を対象とし、2年間に複数回の入国に利用できる。申請者はすでに、旅券、出生、犯罪歴に関する情報を提出し、一回限りの手数料を支払っている。
ソーシャルメディアに関する質問は2016年から申請書に記載されているが、回答は任意だった。新たな提案の下では、申請者は求められた履歴を提供することが義務付けられる。連邦官報の告示は、どの記録を開示しなければならないのか、またアカウントを保有していない人を当局がどのように評価するのかを、十分には説明していない。
同じ草案では、追加の個人情報の収集も検討されていた。告示に関する報道によると、過去5年間に使用した電話番号、最長で過去10年分のメールアドレス、近親者に関するより詳しい情報を求めるという。家族に関する項目には、氏名、生年月日、住所、電話番号、出生地が含まれる可能性がある。
国土安全保障省とCBPは、この提案について60日間のパブリックコメント手続きを開始した。CBPの報道官は、告示自体が入国要件を変更するものではなく、政策上の選択肢を検討する初期段階に当たると強調した。意見募集期間が設けられたことは、発生日の時点では情報開示の義務化がまだ施行されていなかったことを意味する。
ドナルド・トランプ大統領は、審査強化を国家安全保障と結び付け、この措置が観光客を減らす可能性は心配していないと述べた。トランプ政権はすでに、一部の学生ビザや熟練労働者向けビザの申請者についてオンライン活動の審査を拡大しており、特定の申請者にアカウントを一般公開するよう求める指示も含まれていた。
市民的自由や移民問題の専門家は、それぞれ懸念を示した。電子フロンティア財団(EFF)はデジタル上の権利に悪影響が及ぶ可能性を警告し、法律事務所フラゴメンは、より広範な審査によってESTAの決定が遅れる可能性があると指摘した。観光業界のアナリストはまた、米国では2026年男子ワールドカップと2028年ロサンゼルス五輪に向け、多数の訪問者が見込まれていると指摘した。
したがって、この提案は国境警備、プライバシー、渡航管理が交差する位置にあった。渡航者への実際の影響は、意見募集後の最終文言、実施指針、そしてソーシャルメディアのデータをどのように検証し利用するかについての政府の説明に左右される。
この告示は、海外からの旅行者による支出が減少し、カナダからの旅行も減っている時期に発表された。提案はまだ発効していなかったため、こうした傾向は提案が何らかの減少を引き起こしたことを証明するものではない。しかし、追加の情報開示と審査手続きが、本来なら資格を満たす渡航者の訪問を思いとどまらせるのではないかという疑問を、より鮮明にした。



