アルジャジーラが引用した地元情報筋によると、ガザ市で避難所に転用されていた学校にイスラエル軍戦車の砲弾が着弾し、少なくともパレスチナ人6人が死亡、ほかにも数人が負傷した。
攻撃があったのは金曜日のトゥッファ地区で、避難を余儀なくされた家族らが建物の2階に集まり、結婚披露宴に出席していた。学校は、戦争で住む場所を追われた人々の避難所として転用されていた。報道によると、祝宴の最中に砲弾が着弾し、一時的な避難場所が新たな多数死傷事件の現場へと変わった。
攻撃は、不安定な停戦合意の次の段階をめぐる協議のため、カタール、エジプト、トルコの高官らが米国を訪れていた最中に起きた。マルコ・ルビオ国務長官を含む米政府当局者は、マイアミで各国代表団と会談する予定だった。このため、今回の攻撃は、仲介国が停戦プロセスの維持に努める一方で現地の暴力が続くという、より広範な外交的緊張の一場面となった。
アルジャジーラによると、ガザ政府メディア局は、米国の仲介による合意が10月に発効して以降、数百件の停戦違反を集計している。したがって今回の死者も、散発的な攻撃、合意順守をめぐる対立、ガザの民間人が受け続ける苦難という、未解決のパターンの中に位置付けられる。
結婚式への攻撃がとりわけ重大なのは、すでに避難を余儀なくされ、避難所で暮らしていた人々が巻き込まれたためだ。こうした場所は本来、戦闘にさらされる危険を減らすためのものだが、ガザでは民間人の避難場所と戦闘地域との境界が繰り返し崩れてきた。報道は、イスラエル軍がこの件について直ちにコメントしたかどうかを伝えていない。
より広い背景には、戦争中に多くの学校、避難所、集合住宅が被害を受けたガザ市の、荒廃した民間人の生活環境がある。そのような建物で結婚式が開かれていたことは、避難、廃墟、恐怖に形作られた状況下でも、日常的な社会生活の営みが続いていることを際立たせた。
今回の事件は、停戦を取り巻く環境がいかに脆弱になっているかも示している。国際的な仲介に依存する政治プロセスは、犠牲者が増え続け、地域の信頼が失われれば、たちまち損なわれかねない。ガザの家族にとって問題なのは、交渉が進むかどうかだけでなく、今なお安全とみなせる場所があるのかということだ。
12月19日に報告された死者は、すでにガザ市を避難、喪失、不確実性に覆われた場所へと変えた犠牲者数に上乗せされる。外交官らが停戦の次の段階を協議する中でも、現地の現実は、次の砲弾、ドローン、空爆が、混雑した民間施設を数秒のうちに悲嘆の現場へ変え得るという危険によって、なお形作られている。



