# ナイジェリア中部、マウリド集会へ向かう28人を武装集団が拉致
出来事が発生した日、ナイジェリア中部で、イスラム教の宗教行事へ向かっていた車両が武装集団に待ち伏せされ、女性や子どもを含む28人が拉致された。襲撃はプラトー州バシャール地区のザック村付近で発生し、国連向けに作成された治安文書で報告された。
証拠資料によると、被害者たちは預言者ムハンマドの生誕を記念する行事「マウリド」の集会へ向かっていたところ、乗っていた車両を阻止された。警察は捜査を開始したとされるが、プラトー州警察は直ちにはコメントしなかった。このため、確認されている状況は限定的だが憂慮すべきものだ。道路上で1件の待ち伏せが起き、28人が拉致され、直後の救出はなかった。
この事件は、ナイジェリアで集団拉致が相次ぐ中で発生した。資料によると、最近の拉致事件の多くは学童を巻き込んでおり、同国の治安危機への厳しい視線を強め、国連が集団拉致の急増を警告する事態となっている。このためプラトー州の事件は、孤立した地域の悲劇ではなく、全国的な傾向の一部となった。
事件が起きたタイミングは、不安定さをいっそう強く印象付けた。同じ日、当局は、その1カ月前にナイジャ州のカトリック系寄宿学校から連れ去られていた生徒130人を解放した。一方の集団が解放され、別の集団が連れ去られるという対照は、拉致危機がいかに流動的かつ根深いものになっているかを示している。
資料は、この危機に金銭的側面があることも指摘している。ナイジェリアの拉致事件は主として身代金を目的としているとされ、SBMインテリジェンスの最近の報告書は、この仕組みを組織化された営利目的の産業と表現した。1年間で約166万ドルが集められたとの推計は、この問題が暴力的であるだけでなく、経済的にも根を張っていることを示唆している。
政治的な背景もある。情報源によると、ナイジェリアは米国から激しい批判を受けており、米国はキリスト教徒の大量殺害と表現する事態を理由に軍事介入を示唆している。ナイジェリア政府と独立系の分析者はそうした枠組みを否定し、同国の暴力は民族や宗教の境界を越えており、単一の物語に還元することはできないと主張している。
プラトー州での拉致事件は、このより大きな傾向に当てはまる。被害者は全員が子どもだったわけではなく、標的は学校ではなく、動機も情報源では特定されていない。明らかなのは、武装集団が今なお車両を止め、乗客を連れ去り、治安部隊が到着する前に彼らとともに姿を消せるということだ。すでに大きな負担を抱える国にとって、この基本的な事実こそが何よりも憂慮すべき点である。



