出来事の日付:2025年12月22日。 ドナルド・トランプ大統領は、重武装を施した米海軍の新たな艦級を建造する計画を発表し、最初の艦艇となるUSSディファイアントの建造が間もなく始まると述べた。トランプ氏は、提案されたトランプ級艦艇を戦艦と表現し、米国の海軍力を拡大する広範な取り組みの中核に位置付けた。
トランプ氏はフロリダ州のマール・ア・ラーゴで、ピート・ヘグセス国防長官、マルコ・ルビオ国務長官、ジョン・フェラン海軍長官とともに演説し、まず2隻を承認したほか、最大25隻の艦隊を構想していると述べた。会場で公開された完成予想図はその構想を示していたが、今回の発表では建造契約が発注済みであることや、最終設計が海軍の通常の調達手続きを完了していることは示されなかった。
トランプ氏は、艦艇は米国内で建造され、極超音速兵器などの先進兵器を搭載し、海軍の旗艦として運用されると述べた。また、最初の艦艇は2年半以内に運用可能になるとの見通しを示し、その建造によって数千人の雇用が創出されるとも述べた。これらの発言は独立して検証された評価ではなく、大統領による予測であり、提供された報道には費用、造船所、技術仕様、議会による予算措置の詳細は記載されていなかった。
この提案は、有人・無人の双方の艦艇、ミサイルを装備した大型軍艦、小型艦艇から成る「ゴールデン・フリート」の一環として位置付けられた。これに先立ち海軍は12月19日、沿岸警備隊のレジェンド級国家安全保障カッターを基にした艦艇について別途発表していた。海軍作戦部長のダリル・コードル氏は、駆逐艦がより高度な任務に専念できるよう、海軍には能力の高い小型水上戦闘艦がさらに必要だと述べた。
この計画の背景には、中国と同等のペースで艦船を建造する米国の能力を巡る、ワシントンで根強い懸念がある。BBCの報道によると、この年の世界の船舶発注の60%超が中国の造船所に向けられた一方、中国はすでに艦艇数で世界最大の海軍を運用していた。トランプ氏は政権復帰後、国内造船業を復活させると繰り返し約束している。
近年の米国の調達上の問題も重要な背景となっている。トランプ氏の第1次政権中に承認されたコンステレーション級フリゲート計画は、遅延と費用超過を受けて2025年に中止され、約20億ドルが費やされたと報じられたにもかかわらず、引き渡しは2隻にとどまる見通しだ。政権はまた10月、フィンランド設計の砕氷船11隻を取得することで合意しており、そのうち7隻はフィンランドの専門技術を活用して米国内で建造される予定だった。
USSディファイアントが大統領の構想から実際に運用される軍艦へと進展するかどうかは、詳細設計、産業能力、予算措置、試験に左右される。今回の発表は政権の意欲を示したが、完成された調達日程を確定するものではなかった。



