イラク法廷、バルザニ虐殺事件で旧バアス党治安部隊の元中尉に死刑判決

イラクの法廷は、バルザニ虐殺事件をめぐり、バアス党政権時代の治安当局元職員に死刑を言い渡した。2025年12月28日のこの判断は、サダム・フセインによるクルド人弾圧の中でも最も痛ましい出来事の一つを改めて想起させるとともに、長年続いてきた訴追をさらに一歩前進させた。

The New Regionによると、死刑判決を受けたのは、バアス党治安部隊の中尉だったとされるシャキル・タハ・ガフール。事件の弁護士は、別の容疑者サードゥーン・サブリ・ジャミルについて、十分な証拠がなかったため釈放されたと述べた。判決は、バアス党支配下で行われた犯罪に関する事件を扱ってきたイラク高等法廷によって言い渡された。

事件は、1983年のバルザニ族住民の失踪に関するものだ。報道によると、イラク政権軍はザグロス山脈から推定8,000人のバルザニ族を連行し、その後、イラク南部の砂漠で処刑して、犠牲者を集団墓地に埋めた。この殺害はクルド人住民を標的とした、より広範なアンファル作戦の一環であり、情報源によると、同作戦で18万2,000人を超えるクルド人が死亡し、数千の村が破壊された。

今回の判断が重要なのは、判決の内容だけでなく、司法が動くまでにいかに長い時間を要したかという点にもある。報道で引用された弁護士は、この進展により、犯罪を自白した虐殺の実行者が初めて法の裁きを受けたと述べた。同じ報道によると、弁護団はこれまでに61人の容疑者名を法廷へ提出している。

バルザニ事件は以前にも法的に認定されている。イラク高等法廷は2011年5月、バルザニ族住民に対する犯罪が、イラクの戦争犯罪法におけるジェノサイドおよび人道に対する罪に当たるとの判断を下した。この先行判断がその後の手続きの法的基盤となったが、今回の判決は、当初の犯罪から数十年を経た今も、個人の責任追及が続いていることを示している。

報道はまた、クルド人当局者が犠牲者の遺族への補償を繰り返し求めてきたことや、数千人の犠牲者の遺骨が今も発見されていないことにも触れた。こうした未解決の問題は、事件が持つ政治的・人道的な重みを今なお形作っている。

したがって、今回の最新判決は、記憶、法、国家暴力が交差する地点に位置している。行方不明者の家族や、より広範なクルド人社会にとって、これは、裁判所が1980年代初頭の出来事に関連する容疑者を特定し、判決を言い渡し続ける一方で、アンファル時代の法的な後始末がなお終わっていないことを改めて示すものだ。