# パルムラン氏、関税とEU協議を課題に新たなスイス大統領任期を開始
出来事の日付:2026-01-01
ギー・パルムラン氏は連邦議会で有効票210票中203票を獲得し、スイス大統領として2期目を務めることになった。スイスインフォは、この結果を過去40年間で最も優れた大統領選の得票実績だと評した。選出に伴うインタビューでパルムラン氏は、安定、交渉、そして激動する世界においてスイスには複数の主要なパートナーが必要だとの信念を軸とするメッセージを示した。
パルムラン氏は、農業、教育、研究、経済、労使関係を所管する自身の省の業務により、ほぼすべての議会委員会に出席してきたと述べた。それが、議会で引き続き非常に人気が高い理由の一端だと同氏は示唆した。また、常に任期を全うするつもりだったと述べる一方、健康問題があれば、どの政治家であっても予定が変わり得るとの可能性は残した。
インタビューは、スイスが経験してきたとパルムラン氏が述べる危機、すなわち新型コロナウイルス感染症、ウクライナ戦争、クレディ・スイスの破綻、米国の関税を中心に展開された。同氏は、世界経済の回復を可能にし、輸出業者により良い条件をもたらす安定が取り戻されることが、スイスと世界全体にとって最善の結果になると主張した。関税を巡る対立については、企業が下準備を支援するとしても、交渉を行うべきなのは民間部門ではなく政府だと述べた。
パルムラン氏はまた、スイスは一つの関係だけに依存することはできないとの考えを示した。同氏は米国を不可欠だとしつつ、欧州連合、中国、インドなどの貿易相手国との関係も強調した。スイスには相互に補完し合う3つの主要パートナーがあり、多国間主義の危機から得られる教訓は多角化だと述べた。この主張は特に重要だった。大統領としての2期目には、新たなEU協定パッケージを巡り、ブリュッセルで政府の立場を示すことも含まれるためだ。
言い換えれば、2期目の大統領職は儀礼よりもメッセージ発信に重点がある。パルムラン氏は大統領職を利用し、ワシントン、ブリュッセル、北京との意思疎通経路を同時に開いておくことで、スイスは自国の利益を守れると主張している。このインタビューからは、同氏が今後1年を、同国の外交と輸出経済が別々ではなく一体となって進む必要のある年と見ていることがうかがえる。
パルムラン氏のインタビューは、ベルンの政府が次のEU協議をどのように進めたいのかを知る手掛かりにもなる。同氏によると、スイスは拘束力のない宣言を法的拘束力のある協定に変えたいと考えているため、政府はすでに委任案を作成し、関係する委員会や州と協議したという。この手続き上の詳細は重要だ。大統領職が、即興ではなく規律を示すために使われていることを表しているからだ。同時に、提携関係の多角化に関する発言は、同氏が米国、EU、中国、インドを別々の案件ではなく、同じ戦略的な均衡策の一部と見ていることを改めて示している。連邦大統領の役割は儀礼的かもしれないが、パルムラン氏はそれを政策選択の枠組みを示し、複数の大国と同時につながり続けることによってのみスイスは自国の利益を守れると主張するために利用している。



