出来事の日付:2026年1月8日
ラオスの与党である共産党は、トンルン・シースリット氏を2期目の書記長に再任した。これにより、同国で最も強大な権限を持つ政治職は80歳の革命古参幹部の手にとどまる一方、最高指導部では部分的な世代交代が始まった。
ラオス人民革命党はビエンチャンで開いた第12回党大会で、この人事を決定した。3日間の日程には計834人の代議員が出席し、前期を総括するとともに、2026年から2030年までの政策方針を採択した。国営メディアによると、指導部人事は全会一致で決まった。
トンルン氏は、1975年に王政を打倒した共産主義勢力パテート・ラーオの反乱闘争に加わった古参である。同氏の再任は一党制下での政策の継続性をもたらす一方、新政治局のほかのメンバーより大幅に高齢である状況も続く。
代議員は、定数を71から拡大した73人の中央委員会と、党の最高意思決定機関である13人の政治局を選出した。ある情報筋は指導部選挙が接戦だったと述べたが、提供された報告には得票数が記載されていなかった。
政治局には、宣伝部門トップのカムパン・プイニャウォン氏、トンサリット・マンノーメーク教育相、ペット・ポムピパック計画投資相、カムリエン・ウタカイソン国防相(陸軍中将)、ワンサイ・ポンサワン・カムアン県知事の5人が新たに加わった。
5人は、1946年から1953年の間に生まれた古参幹部5人と交代した。退任したのは、パンカム・ヴィパワン元首相、パニー・ヤートートゥー、ブントン・チットマニー両副国家主席、チャンサモン・チャンニャラート前国防相、シンラウォン・クッパイトゥーン・ラオス国家建設戦線議長である。交代の規模は、政治局に新人4人が加わった2021年の党大会と同程度だった。
党大会はまた、ウィライ・ラカムフォン氏を党書記局常務メンバーに任命し、ワンサイ・ポンサワン氏を中央検査委員会の委員長に据えた。こうした組織上の人事により、党大会の決定を実施し監督する責任の所在が定められた。
代議員は、党創立100周年に当たる2055年を展望した第3次政治綱領など、長期計画文書の草案を承認した。国営メディアによると、目標は、近代的な経済、より強固な政治制度、改善された生活水準を備えた高中所得の発展途上国になることだという。
その目標には深刻な制約が立ちはだかる。ラオスは新型コロナウイルスのパンデミック以降、経済混乱に見舞われており、巨額の対外債務は新任期の指導部にとって主要課題の一つであり続ける。党大会は目標地点を定めたものの、開発計画を制約しかねない財政圧力を取り除いたわけではない。
ベトナム共産党のトー・ラム書記長と中国の習近平国家主席は、トンルン氏に祝意を表した。トー・ラム氏はベトナムとラオスの関係を強調し、習氏は党大会がラオスの党と社会主義の発展に新たな展望をもたらすと述べた。
最終的な結果は、最高指導部の継続性と、その下の刷新を組み合わせたものとなった。トンルン氏は引き続き指揮を執るが、新政治局では、2030年までの経済・制度面の課題を運営するうえで、若手テクノクラートの役割が拡大する。



