発生日:2026年1月22日

カナダの元オリンピック・スノーボード選手で、FBIの最重要指名手配逃亡犯の一人となっていたライアン・ウェディングがメキシコで身柄を拘束され、米国へ移送された。国際的なコカイン密売組織と連邦政府の証人を殺害した疑いに関連する罪に問われている。

米司法長官パム・ボンディ氏とFBI長官カシュ・パテル氏が拘束を確認した。パテル氏によると、ウェディング容疑者はメキシコに10年以上潜伏した後、発生日に拘束された。翌朝にカリフォルニア州で開いた記者会見では、メキシコ当局や他の国際的パートナーとの協力による成果だと述べた。

メキシコのオマル・ガルシア・アルフチ治安相は、パテル氏が同国での会合後、拘束された2人とともに出国したと述べた。1人は米国大使館に出頭したカナダ国籍者で、もう1人はFBIの指名手配リストに掲載され、メキシコ当局が拘束した人物だった。匿名のメキシコ治安閣僚はAP通信に対し、出頭したカナダ人がウェディング容疑者だったと語った。

この説明は「逮捕」という言葉に微妙な含みを加える。米当局はウェディング容疑者が拘束されたと発表する一方、メキシコ側の情報源は同容疑者が大使館に出頭したと述べている。いずれの説明でも、同容疑者が身柄を拘束され、米国へ移送されている点は一致するが、提供された報道では正確な経緯について整合性のある説明はなされていない。

44歳のウェディング容疑者は、FBIの10大最重要指名手配逃亡犯リストに載っていた。当局は、逮捕と有罪判決につながる情報に1500万ドルの報奨金を提示していた。検察は、同容疑者がコロンビアからメキシコと南カリフォルニアを経由し、セミトレーラーでカナダへコカインを運ぶ密売組織を運営していたと主張している。

2024年の起訴状には、「エル・ヘフェ」「パブリック・エネミー」「ジェームズ・コンラッド・キン」などの別名が記載されていた。米当局は、ウェディング容疑者が麻薬事業を推進するために殺人を指揮したとし、その後、身柄引き渡しを阻止するためにコロンビアで証人の殺害を手配した罪でも起訴した。

検察によると、共謀者らはその証人の居場所を突き止められるよう、カナダのウェブサイトに写真を掲載した。証人はメデジンのレストランまで尾行され、1月に銃撃された。これらは刑事訴追に記載された主張であり、公判で立証されたものではない。

カナダ王立騎馬警察によると、ウェディング容疑者は2015年にさかのぼるカナダでの密売容疑にも問われている。米国の記録によれば、同容疑者はコカイン流通共謀罪で有罪判決を受け、2010年に実刑判決を言い渡された。検察はその後、同容疑者がシナロア・カルテルの保護を受けながら、釈放後に密売を再開したと主張した。

刑事事件に関与する以前、ウェディング容疑者は2002年のソルトレークシティー冬季五輪にカナダ代表として出場した。唯一出場した種目である男子パラレル大回転で24位だった。

同容疑者が米国の拘束下に入ったことで、長年にわたる逃亡犯追跡は司法手続きへ移る。検察は今後も、現在の密売および殺人関連の容疑を立証しなければならず、拘束時の状況に関する食い違う説明についても、公式文書でさらに明確にされる可能性がある。