# 遺体損壊事件でコロラド州の葬儀社経営者に禁錮40年
出来事があった日、コロラド州の裁判官は、189人の遺体を損壊し、遺族に偽の遺灰を渡した罪を認めた葬儀社経営者ジョン・ハルフォードに、州刑務所での禁錮40年を言い渡した。判決に先立つ審理では、遺族らが、遺骨を巡る不祥事が発覚した後に経験した悪夢や悲しみ、信頼の崩壊について語った。
ハルフォードはすでに法廷で「怪物」と非難されており、証拠資料によると、判決前に謝罪し、自らの行為は一生自分を苦しめるだろうと述べた。エリック・ベントレー判事は、ハルフォードが「言語に絶し、理解し難い」被害をもたらしたと告げた。遺族は上限となる禁錮50年を求めたが、判事はその年数までは科さなかった。
この事件により、コロラドスプリングス南方のペンローズにある葬儀社「リターン・トゥ・ネイチャー」内で続いていた、不穏な怠慢と欺瞞の実態が明らかになった。資料によると、捜査当局は建物内に数年間保管されていた遺体を発見し、一部は積み重ねられ、虫や腐敗液に囲まれていた。遺体には成人、乳児、胎児が含まれ、いずれも室温で保管されており、その後数カ月をかけて指紋、DNA、その他の方法で身元が確認された。
ハルフォード夫妻の行為は遺体の保管にとどまらず、詐欺にも及んだ。検察によると、遺族には遺灰に似た乾燥コンクリートが渡されており、一部の人は愛する人の遺骨ではない物質を散布したり、保管したりした可能性がある。この発覚は、家族が悲しみと向き合うための儀式そのものを損なったため、精神的被害をさらに深刻にした。
判決には事件の金銭的側面も反映された。証拠資料によると、夫妻は顧客1人当たり1,200ドル超を請求する一方、GMCユーコン、インフィニティ、暗号資産、高級品、美容施術に派手に金を使っていた。検察は、夫妻が自分たちのために費やした金があれば、遺体を何度も火葬できたと述べた。
ハルフォード夫妻はすでに、パンデミック期の中小企業支援金約90万ドルを政府からだまし取った連邦詐欺罪について有罪を認めていた。この事件でジョン・ハルフォードには連邦刑として禁錮20年が言い渡されており、州刑はこれと同時に執行される予定だ。キャリー・ハルフォードへの量刑はまだ決まっていない。
この事件はコロラド州法も変えた。資料によると、州議会はその後、規制当局に葬儀社に対するより強い執行権限を与え、閉業後も含めた定期検査を義務付ける法案を可決した。この立法対応は、不祥事が地域の犯罪事件から州全体の規制の失敗へと発展したことを浮き彫りにしている。
しかし、法廷にいた家族にとって、法改正は二の次だった。彼らが語ったのは、死者を託された人々が、その死者を利益の源として扱っていたと知ったことによる人的被害だった。ハルフォードへの禁錮40年の判決によって事件の一章は終わるが、数十家族が受けた被害はそれよりはるかに長く残る。



