発生日:2026年2月6日

イラクの統合作戦司令部によると、同国のF16戦闘機がイラク北部ハトラ近郊にある「イスラム国」の隠れ家2カ所を空爆し、戦闘員4人を殺害するとともに、兵站施設を破壊した。作戦は、同組織の残党が活動を続けていると報告されていたニナワ県西部の砂漠地帯を標的とした。

統合作戦司令部の治安メディア室は、現場がニナワ県とサラディン県を隔てる行政境界の近くにあったと発表した。このため標的は歴史都市ハトラの内部ではなく、その郊外の人口がまばらな地域に位置していた。声明は、両地点を「イスラム国」の小集団が使用する退避所と特定した。

司令部によると、空爆時には隠れ家の中に戦闘員4人がいた。司令部は4人の身元や組織内での役割を明らかにしなかった。提供された情報では、空爆による民間人やイラク軍要員の死傷者も報告されていない。

標的には人員以外のものもあった。イラク当局によると、現場には車両1台が隠されていたほか、武器、弾薬、装備品、その他の物資が置かれていた。これらの物資と隠れ家は破壊された。したがって公式説明は、この作戦を少人数の戦闘員と、砂漠での活動を支えるインフラの双方に対する攻撃と位置付けた。

この報道はイラク司令部の説明に依拠しており、被害に関する独立した評価は含まれていない。また、F16がどのような種類の弾薬を使用したのか、標的をどのように発見したのか、地上部隊がその後に現場を調べたのかについても明らかにされていない。これらの詳細は検証済みの証拠の範囲外であり、施設2カ所を攻撃して戦闘員4人を殺害したという司令部の中心的な主張を示すうえで必須ではない。

同日これより前には、イラクとシリアの国境に近いアンバル県で別の治安事件が起きた。アルハシーム地区の住宅を急襲した際、「イスラム国」のメンバーとみられる人物が爆発物ベルトを爆発させた。初期情報によると、イラク治安要員2人が負傷した。この2件の作戦は、イラク西部および北部で「イスラム国」容疑者との接触が続いている兆候として併せて報じられたが、提供された証拠から両者の直接的な作戦上の関連は確認できなかった。

ハトラでの空爆は、「イスラム国」が領土を失って敗北した後も、イラク軍が小規模で隠された拠点に対して戦闘機を使い続けていることを示している。今回、標的とされたのは大規模な部隊や都市部の陣地ではなかった。4人と、隠された車両1台、備蓄物資を収容する砂漠の隠れ家2カ所だった。

発生日の時点で、公式発表による結果は戦闘員4人の死亡と隠れ家2カ所の破壊だった。併せて言及されたアンバルでの急襲では、初期評価によると治安要員2人が負傷した。死亡者の身元、空爆の根拠となった情報、あるいは「イスラム国」の活動に対する長期的な影響についてさらに主張するには、この報道に提供された司令部声明以外の証拠が必要となる。

司令部が示した破壊物資の一覧は、現場の用途をどのように評価していたかを最も明確に示している。隠された車両は砂漠を横断する移動を支援でき、弾薬、武器、その他の備蓄装備はその後の活動を維持するために使われ得る。したがって、これらの物資の破壊は偶発的な被害ではなく、発表された作戦目的の一部だった。それでも、証拠は備蓄量を数値で示しておらず、この2地点での損失を超えて「イスラム国」がどの程度の作戦能力を失ったのかも立証していない。