出来事が起きた日、ナイジェリアのニジェール州で重武装した集団が3つの村を襲撃し、少なくとも46人が死亡したと報告された。この事件は、同国中部で組織的暴力の及ぶ範囲が拡大していることを浮き彫りにした。

資料中でデイリー・スターが掲載したAFPの報道によると、襲撃者らはバイクで到着し、クワラ州との境界に近いボルグ地方行政区の集落を襲った。AFPが確認した治安報告書によれば、41台のバイクが使用され、それぞれに2、3人の男が乗っていた。これは、機動的かつ組織的な襲撃だったことを示している。

最も多くの死者が出たのはコンコソで、少なくとも38人が銃撃されるか、のどを切られて死亡したと、人道支援関係者が匿名を条件にAFPへ語った。この関係者によると、村では多くの住宅が焼かれ、さらに遺体の収容が続いていたことから、死者数は当初報告された数字を超えて増える可能性がある。

住民らは、近隣の集落で相次いだ一連の襲撃についても説明した。コンコソの住民はAFPに対し、武装集団が最初にトゥンガル・マケリを襲い、その後、自分の村へ移動したと語った。ニジェール州警察の報道官によると、午前6時ごろにトゥンガン・マケリが制圧された際、6人が殺害された。同じ住民によれば、襲撃者らはその後ピッサへ移動し、警察署を焼き、1人を殺害した。

拉致によって恐怖はさらに強まった。警察によると、トゥンガン・マケリから人数不明の住民が連れ去られた一方、コンコソの住民は、自分の村から女性4人が拉致され、ほかにも多くの人が行方不明のままだと述べた。こうした詳細は、襲撃が殺害だけを目的としたのではなく、地元住民を恐怖に陥れ、不安定化させる狙いもあったことを示している。

現場の位置には重要な意味がある。クワラ州とニジェール州の境界地帯は、報道で武装盗賊とジハード主義者双方の潜伏先とされるカインジ森林地帯の近くにある。ナイジェリアは長年、北東部の反乱勢力と戦ってきたが、資料は暴力がもはや地理的に限定されていないことを明確に示している。同国はさらに、武装盗賊行為、誘拐、農耕民と牧畜民の対立、ジハード主義活動の西方への拡大にも直面している。

AFPによると、同じ月のこれ以前にも、隣接するクワラ州のウォロでジハード主義者が160人以上を殺害した。また、アルカイダ系の「イスラムとムスリムの支援団」が昨年10月、ナイジェリア国内で初となる襲撃について犯行声明を出した。地元の宗教指導者や地域社会の指導者らは、繰り返される襲撃を食い止めるため、ボルグへの軍事基地設置をすでに求めていた。

報道は、ドナルド・トランプ米大統領による批判や、ナイジェリアのキリスト教徒がジェノサイドに直面しているという同氏の主張をアブジャの政府が否定したことなど、この危機をめぐる政治的な騒ぎにも触れている。しかし、確認された中核的な出来事は、地域で今まさに起きていることだ。武装した男らが農村集落に乗り込み、少なくとも46人を殺害し、住宅を焼き、人々を連れ去った。この境界地帯の住民にとって、呼び方をめぐる議論よりも重要なのは、組織的な襲撃者が大胆さを増す一方、国家による保護が依然として手薄だという現実である。