発生日:2026年2月17日

今年最初の日食では、南極を横切る狭い経路で、金環日食、すなわち「炎の輪」のような状態が生じた。リングを直接見られる位置にいた人はごくわずかだった一方、天候が許せば、はるかに広い地域で部分日食を観測できる可能性があった。

金環日食は、太陽、月、地球が一直線に並ぶものの、月が軌道上で地球からより遠い位置にあり、太陽の円盤全体を覆うにはわずかに小さく見えるときに起きる。月が中央部分を遮り、その周囲に細く明るい縁が残る。皆既日食とは異なり、日中は暗くなるものの、太陽が完全に見えなくなるわけではない。

AP通信は、リング状になる時間帯の範囲に入った唯一の大陸は南極だったと伝えた。チリとアルゼンチンの南端部、およびマダガスカル、レソト、南アフリカを含むアフリカ南東部の一部では、部分日食が見られる可能性があった。提供された報道では、雲の状態や、各地で実際に何人が観測したのかは確認されていない。

ポーランドの科学報道によると、金環日食の段階は南極上空で11時43分に始まり、12時11分に最大となったが、提供された抜粋では時刻の基準が明記されていなかった。同報道は、最も完全なリングが2分を少し超えて続いたとしている。この証拠は2分を超える継続時間を裏付けるものの、発見メモにある、より正確な2分20秒という主張は裏付けていない。

日食の中心経路が南方の辺境地域を横切ったため、現地へ行くのは困難だった。その真下にいた数少ない存在には、南極の研究基地職員や野生動物が含まれていた。ほかの地域では太陽の一部だけが隠れ、隠れる割合は場所によって異なった。

現象が続く間は常に目の保護が不可欠だった。太陽の大部分が隠れていても、直接見ると視力を損なう恐れがある。AP通信は、ISO 12312-2規格の表示がある日食観察用メガネを使うよう勧め、サングラスや双眼鏡では十分に保護できないと警告した。ポーランドの報道も同様に、専用のフィルター付きメガネまたは間接投影を推奨した。

ピンホール式投影器を使えば、太陽の方向を見ずに日食を観察できた。水切りボウルなど、小さな穴が開いた家庭用品でも、三日月形になった太陽の像を地面に複数投影することができた。

2月のこの日食に続き、8月にはグリーンランド、アイスランド、スペイン、ロシア、ポルトガルの一部で皆既日食が起き、ヨーロッパ、アフリカ、北米のより広い地域では部分日食になると予想されていた。後の日食は、南極を通る金環日食の経路よりも旅行者にとってはるかに観測しやすいと予測されていた。