発生日:2026年2月23日
ロブ・イェッテン氏がオランダ首相に就任した。同国史上最年少の指導者であり、同性愛者であることを公表した初の政府首班として、議会の過半数を持たずに政権運営を迫られる連立政権を発足させた。
Politicoの報道によると、中道派のイェッテン氏(38)は月曜日に宣誓し、数十年ぶりとなる同国初の少数与党政権を率いる。連立政権は、自身が所属する民主66、中道右派のキリスト教民主アピール、リベラル派の自由民主国民党で構成される。3党が議会の全150議席のうち確保しているのはわずか66議席で、重要法案を可決するには連立外からの支持が必要となる。
この議席数が重要なのは、イェッテン氏が単に政権を引き継ぐだけでなく、構造的な制約も引き継ぐからだ。報道によると、同氏は野党票に頼りながら議会運営を進めなければならない。これはどの政権にとっても困難な態勢であり、防衛費のような多額の支出を伴う公約や、農業・気候政策における政治的に論争の多い改革が課題に含まれる場合、さらに複雑になる。
新首相は、野心と緊急性の双方を示している。Politicoによると、その政策課題には、防衛費を国内総生産(GDP)の5%とするNATOの目標を達成できる水準まで引き上げることや、オランダの畜産業から出る排出量の削減計画を推進することが含まれる。この2つの目標は政治的に異なる方向を向いている。一方は、さらなる資金と軍事能力を必要とし、もう一方は、強い影響力を持つ農業部門への規制強化を必要とする。
イェッテン氏は長い遅れを経て就任した。昨年の総選挙から117日後に政権を引き継ぎ、2025年夏に政権が崩壊したディック・スホーフ氏の後任となる。イェッテン氏の所属政党D66は、選挙でヘルト・ウィルダース氏率いる極右の自由党を僅差で破った。欧州のほかの地域で極右政党が勢力を伸ばすなか、イェッテン氏は揺るぎない親欧州派とみなされているため、この結果はブリュッセルで歓迎された。
内閣が本格的に始動する前から、連立政権はすでにつまずいている。報道によると、イェッテン氏と同じ政党から財務担当副大臣に指名されていた人物が、履歴書とLinkedInのプロフィールの虚偽記載をめぐる疑問を受けて辞任した。この初期の失態は、少数与党政権では政治的な過ちが許される余地が小さく、失策を吸収できる余分な議席も少ない場合が多いことを改めて示している。
イェッテン氏の就任は、象徴的にも実務的にも重要である。象徴的には、オランダ政界の新世代と、より開かれた公的指導者の文化を体現している。実務的には、防衛、気候、連立政権の安定という課題を実現するための狭い道から出発する。情報源の資料は、同氏の選挙勝利を祝う声と、わずか66議席で政権を運営する難しさが表裏一体であることを明確に示している。



