南スーダン東部にある反政府勢力支配下の町アコボでは、計画中の軍事作戦を前に軍が避難命令を出したことを受け、数千人の民間人が脱出した。地元当局者のニアル・ルー氏によると、脱出は土曜夜に始まり、現在、町にはほとんど人が残っていない。戦闘の脅威が近づくなか、女性、子ども、高齢者がエチオピアへ渡ったという。
この命令は、南スーダン人民防衛軍がアコボと周辺地域への攻撃に備えて一帯から人々を退去させる、より広範な取り組みの一環だった。軍報道官ルル・ルアイ・コアン氏によると、軍は国連南スーダン派遣団に基地の閉鎖を命じ、非政府組織と民間人にも「不必要な巻き添え被害を避けるため」退去するよう指示した。これにより、政治的・軍事的な争いは、アコボを比較的安全な避難先と考えていた人々にとって、差し迫った保護上の危機となった。
アコボが重要なのは、エチオピア国境近くに位置し、長年にわたり避難民の安住の地となってきたためだ。町とその周辺には、少人数の国連平和維持部隊の存在にも一部支えられ、8万2,000人を超える国内避難民が避難していた。また同町は、拘束中のリエック・マシャール副大統領が率いる反政府運動、スーダン人民解放運動反主流派(SPLM-IO)に残された最後の拠点の一つでもある。昨年、戦闘が再開したことにより、マシャール氏とサルバ・キール大統領の間で結ばれた2018年の和平合意は崩壊寸前となっている。
避難命令の影響はすでに目に見える形で表れていた。国連の航空便2便が人道支援要員の大半を退避させた一方、赤十字国際委員会の職員は依然としてアコボ郡病院の外科部門に残っていた。地元の保健当局者は、移送が必要になる可能性のある患者がいるものの、燃料が不足していることを懸念していると述べた。土曜日には、民間人も最後通告に抗議し、平和と保護を求めて国連基地へ向かって行進した。
アコボの光景は、たった一つの安全保障上の決定が、避難してきた家族にとって最後の安全な滞在先として機能していた場所を、いかに急速に不安定化させ得るかを改めて示した。軍が一帯からの退去を進め始めた時点で、問題は迫る軍事作戦だけではなくなった。それは、長年の紛争ですでに故郷を追われた人々に残された、数少ない避難場所の一つを失う可能性だった。
避難先としての町の重要性ゆえに、避難命令は特に大きな不安定化をもたらした。数万人の避難民を受け入れてきた場所そのものが無人にするよう命じられれば、その影響は目前の戦場をはるかに越えて広がる。援助要員、医師、家族の全員が、移動するのか、とどまるのか、あるいは離ればなれになるのかを、極めて短い時間で決めなければならない。病院の燃料不足がそれほど重要だったのはこのためだ。それは単なる物流上の問題ではなく、基本的な避難計画さえ脆弱であることの表れだった。アコボの運命は今後、避難民のコミュニティーが近隣にあるほかの安全とされる避難先をどの程度信頼できるかを左右することになる。



