# マダガスカル暫定大統領、統治開始から5カ月で内閣を解散

発生日:2026-03-10

提供されたDWの報道によると、マダガスカルの暫定大統領で軍指導者のマイケル・ランドリアニリナ大佐は2026年3月10日、内閣全体を解散し、ヘリンツァラマ・ラジャオナリヴェロ首相を解任した。この措置はランドリアニリナ氏が権力を掌握してからわずか5カ月後に取られたもので、その正統性と進路がすでに厳しく問われていた移行政権内部の大規模な刷新となる。

報道によると、大統領報道官は、政府が職務を停止され、新首相が近く任命されると発表した。解任の理由は示されなかった。この説明の欠如そのものが政治的な意味を持つ。移行体制内の緊張や統治上の問題が決定を促した可能性を、国民が推測せざるを得ないからだ。

ランドリアニリナ氏は、旧政権に対する若者主導の抗議活動と、アンドリー・ラジョエリナ大統領が昨年10月に国外へ逃れたことを受けて権力を掌握した。情報源によると、同氏は権力掌握後、民間企業出身の実業家ラジャオナリヴェロ氏を首相に選んだ。今回解任された内閣は10月28日に発足したばかりで、文民、軍関係者、ラジョエリナ氏への批判派が含まれていた。

ランドリアニリナ氏は自身の統治をクーデターではなく、憲法に基づく「再建」と位置付けようとしてきたため、この背景は重要だ。同氏は、憲法裁判所から権力を移譲され、国は2年間の移行期にあると述べている。これまでに、2026年を通じた憲法協議と、2027年第4四半期の大統領選挙を発表していた。したがって今回の内閣解散は、その移行体制が実際にどの程度安定しているのかという疑問を生じさせる。

報道はまた、この発表を国際的な文脈の中にも位置付けている。ランドリアニリナ氏は最近、ロシアとフランスを訪問し、モスクワでは「協力の新時代」、パリとは「刷新」されながらも均衡の取れたパートナーシップをうたっていた。これらの訪問は、国内の混乱への対応を図る一方で、国外でも自身の地位を確立しようとする姿勢を示していた。政府の突然の解任は、こうした対外的な発信によってもマダガスカル政治内部の圧力が解消されていないことを示唆する。

この措置が取られたのは、アフリカ連合平和・安全保障理事会がマダガスカルについて協議する予定時刻のわずか数時間前だった。このタイミングは、同国の政治的な進路が地域機関から引き続き厳しく注視されていることを示唆する。内閣を解散した以上、暫定大統領府は、同じ不安定さに新たな名称を付けて仕切り直すだけでなく、機能する後継政権を発足させられることを示さなければならない。

この不確実性こそが、今回の措置を政治的に厄介なものにしている。ランドリアニリナ氏は自身をクーデター指導者ではなく移行体制の長として示そうとしてきたが、説明なしの内閣解散は、体制が依然として場当たり的に運営されているとの印象を強める。このため、近く行われる新首相の任命は、通常の内閣改造というより、暫定政権がなお統治力を確実に保持していると主張できるかどうかの試金石と受け止められるだろう。

説明が一切ないため、今回の解任は、移行体制が水面下でなお不安定であることの兆候と受け止められる可能性がある。国民は今後、約束された後任が勢いを取り戻せるのか、それとも政府の突然の仕切り直しが暫定統治計画そのものへの疑念を深めるだけなのかを注視することになる。