# ICC、ベネズエラ制裁の捜査を打ち切る一方、ベラルーシ案件を進展
発生日:2026年3月12日
検察側、犯罪の故意を示す証拠が不十分と説明
AP通信によると、国際刑事裁判所(ICC)の検察側は2026年3月12日、米国の対ベネズエラ制裁が人道に対する罪に当たるかをめぐる捜査を打ち切ると発表した。この決定により一つの捜査が終了する一方、同裁判所によるベネズエラをめぐるより広範な取り組みと、別件のベラルーシ案件は引き続き進められる。
ベネズエラは2020年、ベネズエラ当局者を対象とする資産凍結と渡航禁止が広範な苦難を引き起こしたと主張し、同国が違法な強制措置と呼ぶものを調べるようICCに要請していた。初期捜査後、検察側は、手続きを進めるのに十分な証拠がないとして、この案件を追及しないことを決めた。
AP通信の報道で重要なのは、裁判所の判断理由だ。検察側は、制裁がすでに深刻だった人道状況を悪化させた可能性があることは一般に認められているものの、刑事訴追に必要な故意を証拠が立証していないとした。この区別が重要なのは、国際刑事法では有害な結果だけでは足りず、一定の基準を満たす故意の証明も必要だが、検察側はそれを欠いているとしたためだ。
裁判所はまた、制裁に関する捜査の終了は、米軍がベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領と妻を拘束し、その後、ベネズエラから麻薬を運んでいたとする船舶を攻撃した2026年1月の出来事とは無関係だと述べた。この説明は、制裁案件を、より最近の事態の激化から切り離すものであり、重要だ。
AP通信の報道は、制裁問題が、2017年の反政府デモ弾圧時にベネズエラ治安部隊が犯した可能性のある犯罪に関するICCの継続中の捜査とは別であると指摘している。したがって、一つの捜査経路は閉じられるものの、裁判所によるベネズエラへのより広範な監視が終わるわけではない。
人事をめぐる側面もある。上訴裁判官は以前、主任検察官カリム・カーン氏に対し、義理の姉妹がマドゥロ氏の弁護団に加わっていたことに伴う利益相反の問題を理由に、ベネズエラに関する捜査から身を引くよう命じた。カーン氏は現在、性的不正行為の疑惑が調査される間、休職している。これらの詳細は制裁をめぐる判断を変えるものではないが、裁判所が重圧の下で活動していることを示している。
同じ発表の中で検察側は、ベラルーシが行った可能性のある人道に対する罪について捜査を進めていると述べた。リトアニアは2024年、ベラルーシ当局が反体制派を国境の外へ強制的に追いやったと主張し、この案件を開始するよう裁判所に要請していた。ベラルーシは裁判所の締約国ではないが、リトアニアは締約国であるため、加盟国への越境的な影響が管轄権の根拠となる。
全体として、国際的な責任追及にとって明暗の入り交じる一日となった。一方では、ICCは保有する証拠では維持できなかった案件を終了する。他方では、法的根拠がより強固だと考える案件を進めている。これは、裁判所の活動が政治的な緊急性だけでなく、証拠上の基準にも同じ程度依存していることを改めて示している。



