出来事の日付:2026年3月24日。 デンマーク、グリーンランド、フェロー諸島の有権者は、メッテ・フレデリクセン首相が3期目の確保を目指す中、その力量が問われる選挙で、定数179の国会(フォルケティング)の議員を選んだ。投票は、グリーンランドを巡る米国との対立によって外交政策への関心が高まった後に行われたが、生活費など国内の問題も選挙戦の中心であり続けた。

中道左派の社会民主党を率いるフレデリクセン氏は、2019年から政権を担っていた。第2次政権はデンマークの伝統的な政治的分断をまたぐ異例のものだったが、家計支出が増える中、支持は弱まっていた。その後、ドナルド・トランプ米大統領によるグリーンランド支配の推進に対する同氏の対応により、支持は改善した。この対立では、北極圏の安全保障を巡る実務協議が始まる前に、その動きに反対する欧州諸国に対し、米国が短期間ながら関税を課すと威嚇した。

グリーンランド問題を巡って、デンマークの各政党間に大きな違いは生じなかった。コペンハーゲン大学の選挙研究者カスパー・モラー・ハンセン氏は、グリーンランドおよび外部勢力と王国との関係について幅広い合意があると述べた。それでも同氏は、社会民主党がフレデリクセン氏の下で最低の結果を記録し、2022年に獲得した27.5%を下回る可能性があると警告した。比例代表制を採るデンマークでは、単に第1党になることではなく、存立可能な政権を樹立できるかどうかが決定的な試金石だった。

中道右派の2人が有力な代替候補となった。国防相のトロールス・ルン・ポウルセン氏は、過去に政権を率いた経験を持つものの、最近の世論調査では支持が低迷する自由党ヴェンスタを率いた。リベラル・アライアンスのアレックス・ヴァノプスラー党首は、減税、官僚主義の縮小、原子力エネルギーを利用しないというデンマークの方針の撤回を掲げて選挙運動を行った。さらに右寄りで移民問題を強く重視するデンマーク国民党は、低調だった2022年選挙から持ち直す態勢にあった。

左派と右派のいずれも実効的な議会支持を確保できなければ、ラース・ロッケ・ラスムセン外相率いる中道派のモデレート党が大きな影響力を握る可能性があった。デンマークが前年に受理した難民申請は1,961件で、2015年に記録した2万1,000件超を大幅に下回ったにもかかわらず、移民政策は依然として対立点だった。選挙戦では年金、富裕税導入の可能性、動物福祉、養豚生産の規模も議論された。

フォルケティングの議席は、デンマークに175、王国の半自治領であるグリーンランドとフェロー諸島にそれぞれ2が割り当てられている。430万人以上に選挙権があった。投票率は歴史的に高く、2022年には84.2%に達した。グリーンランドでは、地元閣僚がコペンハーゲンの議席を目指すことを巡る内部対立が連立政党の離脱につながった後、イェンス=フレデリック・ニールセン首相の幅広い政権も投票によって試された。

提供された証拠には結果は含まれていなかった。しかし選挙当日の争点は明確だった。フレデリクセン氏は新たな信任を求め、複数の対立候補が政権連合の再編を目指して競い、北大西洋地域の4議席も議会の議席計算の一部となった。