発生日:2026年3月27日
世界のエネルギー輸送にとって重要な海上ルートであるホルムズ海峡へのアクセスを巡る不透明感が強まり、ブレント原油は1バレル=110ドルを上回った。イランのイスラム革命防衛隊(IRGC)が、海峡を通過しようとしたコンテナ船を引き返させたと発表した後、国際指標となるブレント原油は金曜日の朝に111.41ドルへ上昇した。
IRGCは、国籍の異なる3隻に退去を警告したと発表した。イランがイスラエルおよび米国の同盟国または支援国と見なす国々の港へ向かう、あるいはそこから来る船舶は、同海峡の利用を禁止されると宣言した。この声明は、すべての船舶の航行が停止した証拠にはならず、イランはこれとは別に、敵対的ではないと見なす船舶の通過を認めると国連に伝えていた。
UPIは、引き返させられたコンテナ船のうち2隻が中国遠洋海運集団(COSCO)に属していたと報じた。中国はイラン寄りの立場だが、同社の経験は、イラン当局が制限をどのように適用しているかを巡る不透明感を浮き彫りにした。同社は、この出来事が海峡の状況が依然として不安定であることを示していると述べた。
価格の動きは、週を通じた急上昇の延長だった。ブレント原油は木曜日に5.7%上昇し、翌朝に110ドルを突破した。原油市場は、海運が実際に途絶するリスクと、イラン、米国、イスラエルが関わる紛争を巡る相反する政治的シグナルの双方に反応していた。
ドナルド・トランプ米大統領は、テヘランとの協議が進展しているため、イランのエネルギーインフラに対する攻撃の予告を10日間延期したと述べた。イラン当局は、そのような協議が行われていることを否定した。トランプはまた、イランが週内に石油タンカー10隻の通過を許可したと述べる一方、海峡を開放する期限を4月6日まで延長した。食い違う説明によって、情勢が激化する可能性と融和に向かう可能性のどちらが高いのか、取引関係者は明確に見通せない状況となった。
IRGCはまた、地域の民間人に対し、米軍付近の地域を避けるよう警告した。提供された報道によると、同組織による航行に関する宣言は、2月28日に始まった米国とイスラエルによるイラン攻撃に続くもので、より広範な一連の威嚇と軍事的圧力の一部を成していた。
市場への影響は原油以外にも及んだ。UPIは、主要株価指数が下落し、米国のディーゼル価格が戦争前の水準から大幅に上昇したと報じた。こうした動きは、ホルムズ海峡の航行が争われる状況になった際に生じる経済的リスクを示している。ただし、直ちに確認された展開はより限定的だった。船舶が引き返させられ、イランが選別的な制限を発表し、市場参加者がさらなる混乱のリスクを価格に織り込む中でブレント原油が110ドルを突破した、というものだ。



