発生日:2026年3月27日。
タンザニア南部ムベヤ州で、大雨と強風による地滑りが発生し、少なくとも20人が死亡したと地元当局が発表した。災害はルングウェ県を襲い、東アフリカ各地では、広範囲にわたる破壊的な雨と洪水による死者が増え続けていた。
ルングウェ県行政官のジャファル・ハニウ氏によると、水曜日の早朝に地滑りが住宅を破壊した。当局が最新情報を発表した時点で、死者は20人に達していた。犠牲者の一人は生後約18カ月の子どもだった。提供された資料には、ほかの犠牲者の身元や、なお行方不明となっている人の数は記載されていなかった。
当局は、危険は去っていないと警告した。気象当局はその後数日間にさらなる降雨を予想しており、ハニウ氏は地滑りの恐れがある場所の住民に避難を促した。この勧告は、水を含んで不安定になった地盤とさらなる雨によって崩落が増える前に、人々を不安定な斜面から遠ざけることを当面の最優先事項としたものだ。
被災地の画像には、地滑り後に仮設の避難場所の近くにいる住民が写っていた。住宅の喪失により、死者に加えて避難者も発生したが、提供された報告は、破壊された建物の数や、一時的な宿泊場所を必要とする住民の人数を明らかにしていなかった。
ムベヤでの死者は、深刻さを増す地域的な緊急事態の一部だった。隣国ケニアでは、今月初めに大雨が降り始めて以降、季節性の洪水で少なくとも88人が死亡していた。洪水は21の郡に影響を及ぼし、少なくとも2本の河川が氾濫した。ケニアは緊急救助活動を支援するため軍を派遣した。
エチオピア南部でも、3月上旬の地滑りで少なくとも80人が死亡していた。一連の災害を総合すると、高地での斜面崩壊から人口密集地の洪水区域での河川氾濫まで、雨季の危険が複数の国に及んでいることが分かる。国ごとの死者数は一つの複合災害ではなく、それぞれ別個の出来事を示すものだが、地域全体がどれほど大きな危険にさらされているかを浮き彫りにしている。
一連の雨により、備えの状況や、河川、不安定な斜面など危険性の高い地形の近くにある地域社会をめぐる問題が改めて問われることになった。ルングウェでは、乾燥した天候にすぐ戻るのではなく、雨が続くと予報されていたため、当局の避難警告が特に重要だった。このため、救助や避難所の需要と、さらなる犠牲者の発生を防ぐ取り組みが同時に生じる可能性がある。
地域の気候見通しは、降雨量が増えるリスクをすでに示していた。政府間開発機構(IGAD)の気候予測応用センターは2月、3月から5月の期間に地域の大部分で降雨量が平年を上回る確率が45%あると発表していた。見通しの対象となった地域はウガンダからジブチまで広がっていた。この予報は個々の地滑りを予測したものではないが、相次ぐ緊急事態を引き起こし得る雨季に対応する当局に背景情報を提供していた。
タンザニア南部では、ルングウェの地滑り後の優先課題は、当面の対応と予防の両方だった。被害状況を把握し、住宅を失った人々を支援するとともに、さらなる降雨が見込まれる間に、危険にさらされた地域の住民を移転するよう説得することである。確認された死者20人という数字により、ムベヤは、すでに多数の死者を出している東アフリカの雨季における最新の被災地となった。
当局の警告は、地域予報を地元住民への直接的な指示へと変えた。ルングウェですでに記録された被害が、その場にとどまることで差し迫った危険にさらされ得ることを示したため、既知の危険区域にいる住民には、次の嵐が来る前に移動するよう求められた。



