発生日:2026年3月27日。
当局によると、ハワイ州カウアイ島のカララウ・ビーチ付近で観光ヘリコプターが墜落し、3人が死亡、ほかに2人が負傷した。エアボーン・アビエーションの機体にはパイロット1人と乗客4人が乗っており、木曜日午後、ナ・パリ・コーストにある人里離れたビーチ付近に墜落した。
カウアイ警察のルディ・タイ本部長は、死亡した人のうち2人について、いずれもマサチューセッツ州出身のマーガレット・リムラーさん(65)とパトリック・ハスケルさん(59)だと明らかにした。当局は3人目の遺族への連絡を続けており、生存者の容体については詳細を公表しなかった。
救急隊は対応の難しい現場に直面した。カウアイ島ノースショアにあるカララウ・ビーチには、それ以外には徒歩か船でしか行くことができない。マイケル・ギブソン消防署長によると、救助隊が到着した際、患者らは砂浜や波打ち際の各所におり、キャンプ客が被害者の蘇生を試みていた。
国家運輸安全委員会(NTSB)は、ヒューズ/MD 500型ヘリコプターの墜落事故に関する調査を開始した。同機関は、機体を水中から引き揚げた後に調べる予定だった。提供された資料では原因は特定されておらず、調査は初期段階にあった。
エアボーン・アビエーションは、カウアイ島の渓谷、滝、海岸線を上空から巡る観光飛行を運航し、最大4人の乗客が乗れるドアを外したツアーを宣伝している。同社は捜索救助、火災対応、公共設備、建設関連の飛行も行っている。事故後はツアーを中止し、調査に協力していると述べ、影響を受けた人々に哀悼の意を表した。
ナ・パリ・コーストの景観によりヘリコプターツアーは人気を集めているが、その地形は運航上の難題をもたらす。海沿いの高い崖や険しい尾根では、乱気流や急変する天候が生じる可能性がある。こうした一般的な危険要因は、今回の墜落原因を立証するものではなく、原因は連邦当局の調査を通じて特定されることになる。
今回の死者により、ハワイ州の観光航空部門における死亡事故の長い記録に新たな事例が加わった。過去7年間に同州で起きたヘリコプター墜落事故では、少なくとも16人が死亡していた。2024年7月にカウアイ島で起きた事故では、パイロット1人と乗客2人が死亡した。調査当局は後に、乱気流でメインローターのブレードが機体に衝突した後、機体が空中分解したことを突き止めた。
2019年には、ホノルル付近で観光ヘリコプターが空中分解し、3人が死亡した。同年後半には、霧、雨、視界不良が報告されるなか、ナ・パリ・コースト付近で別の墜落事故が起き、子ども3人を含む7人が死亡した。ヘリコプターツアーとは別に、2019年にハワイで起きたスカイダイビング用航空機の墜落事故では11人が死亡し、調査当局は強引な離陸が原因だったと結論づけた。
連邦規制当局は、この部門のリスクに対応してきた。連邦航空局(FAA)は2023年、より低い高度で運航する許可を求めるハワイ州の航空観光会社向けに手続きを設けた。この手続きには、パイロットの訓練、資格、航空機の装備に関する勧告が含まれ、FAAが認可前に各事業者の安全計画を審査することになっていた。
カウアイ郡のデレク・カワカミ郡長は、島の経済と観光飛行との結びつきと、度重なる死亡事故がもたらす代償の両方を認めた。今回の墜落を受け、今後は機体の回収とNTSBによる調査に焦点が移る。飛行がなぜカララウ・ビーチで終わったのかを当局が説明するためには、この調査が不可欠となる。



