発生日:2026年4月3日。 BBCと米国メディアが引用した報道によると、イラン南部上空で撃墜されたF-15E戦闘機の乗員を対象とする捜索救難作戦中、米国の航空機が小火器による銃撃を受けた。戦闘機の乗員1人は救助された一方、もう1人の捜索が続いた。
BBCの米国提携先であるCBSニュースは、救難部隊にヘリコプター2機とA-10サンダーボルトII攻撃機1機が含まれていたと報じた。救出されたF-15E乗員を運んでいたヘリコプター1機が小火器による銃撃を受け、搭乗者が負傷したものの、安全に着陸したという。A-10も被弾したとされ、パイロットは湾上で緊急脱出し、その後救助された。
米国のほかの報道は、作戦に参加したヘリコプター2機がイラン側の銃撃を受け、搭乗していた全軍人は無事だったと伝えた。一部の搭乗員が負傷した一方、ヘリコプターはいずれも基地へ帰還した。提供された報道では、被弾したヘリコプターが1機なのか2機なのかという相違は解消されておらず、機数は未確認のままだった。
オンラインで拡散した映像には、イラン南西部の農村地帯で男たちが車両から降り、低空飛行するヘリコプター2機に小火器を発砲する様子が映っているように見えた。NBCニュースがこの映像を検証したと報じられた一方、BBC Verifyは、フーゼスターン州上空で米軍機1機がヘリコプター2機を伴って飛行する別の映像を確認した。入手可能な証拠からは、銃撃を受けている映像の航空機が、被害を受けたと報じられたものと同一かどうかは立証されなかった。
イラン国営系メディアは、回収作戦中に米軍のヘリコプター1機が被弾したと主張した。イラン軍もA-10を撃墜したと発表したが、BBCは、この主張が米国側の報道で説明されたものと同じ航空機を指すのかは不明だと指摘した。イラン当局は、行方不明のF-15E乗員を捜索する取り組みを続けていると述べた。
F-15Eの喪失は、今回の紛争中に米戦闘機がイラン上空で撃墜されたことが知られた初めての事例だった。ソーシャルメディアで共有された残骸の画像について、BBC Verifyが意見を求めた専門家は、F-15Eストライクイーグルのものだと評価した。回収任務の進行中、イスラエル軍は捜索地域での攻撃を一時停止したと報じられた。
戦闘捜索救難作戦は、敵対勢力も同じ要員を捜索している可能性がある敵地から、航空機乗員を迅速に救出することを目的としている。米空軍のパラレスキュー部隊はこうした任務に特化した訓練を受けているが、提供された報道は参加した部隊を特定していない。
この事案は、敵対地域の奥深くで撃墜された要員を救出することの緊急性と危険性の両方を示した。F-15Eの乗員1人がなお行方不明で、被弾したヘリコプターの機数について報道が食い違う中、作戦上の重要な詳細は未解明のままだった。



