発生日:2026年4月10日
ジブチでは、イスマイル・オマル・ゲレ氏による27年間の統治が延長されると予想される大統領選挙の投票が行われた。この選挙は、現職が生き残れるかどうかというよりも、挑戦者に実際どれほどの余地があるのかを問うものとなった。アルジャジーラはこの選挙を一騎打ちと説明したが、戦略的に重要な「アフリカの角」の国で6期目を目指すゲレ氏に、実質的な対抗馬はいないと報じた。
現地における最大の事実は、現職の在任期間の長さだ。ゲレ氏は1999年からジブチを率いており、今回の選挙は、その連続在任をさらに5年間延ばす機会となった。国土は小さいものの戦略的価値が非常に大きい同国では、継続性がしばしば主要な訴求点となってきた。同国付近を通る港湾へのアクセス、外国軍の駐留、海運ルートにより、政治的安定は国内問題であると同時に地域的な関心事ともなっている。
一方的な選挙戦だからといって、選挙に意味がないわけではない。それどころか、このような投票は、政治体制がいかに徹底して一人の人物を中心に形作られ得るかを示す。同じ指導者が何期も続けて立候補する場合、投票日は、制度上の均衡、野党の強さ、継続を受け入れる国民の度合いを測るものとなる。ジブチでは、ここで得られる証拠からすると、投票開始よりはるか前から答えは分かっていた。
ゲレ氏が6期目を目指す選挙運動は、同国における権力の現実的なあり方も反映している。アルジャジーラが提供した記事は、ゲレ氏がほとんど本格的な対抗勢力のない中で立候補していることを明確にしている。これは、たとえ有権者が現状に不満を抱いていても、投票によって変化を迫れる範囲が限られるため重要だ。したがって、この選挙は既存の権力配置をめぐる全面的な競争ではなく、それを追認するものとして機能する。
ジブチ国外の観察者にとって、結果が重要なのは、その役割が国そのものと絡み合うようになった指導者が引き続きその地位にとどまるためだ。6期目となれば、ゲレ氏はアフリカの長期政権を担う国家元首の一人としてさらに在任を重ねることになり、同時にジブチを「アフリカの角」の焦点としてきた戦略的な枠組みも維持される。投票は型どおりかもしれないが、その結果はそうではない。同じ指導部と同じ政治的均衡が、さらに一周期にわたって維持される。
この種の結果が最初から決まっている選挙でも、与党陣営にとっては目的を果たし得る。結束を示し、権力がどこにあるかを当局者に再認識させ、投票を競争ではなく追認の儀式に変えることができる。ジブチでは、制度の構造上、予想外の結果が生じる余地はほとんどないように見える。
反対派にとっての課題は、単に票を獲得することではなく、数十年にわたって在職してきた現職と競争できる野党を築くことだ。競争性の低い選挙が繰り返されることで、変化より継続の方が安全だという考えも常態化し、政策選択に対する国民の影響力が狭められる。
これはまた、投票日が、制度的な競争がどの程度残っているかを観察者に示すシグナルになることも意味する。同じ指導者が毎年のように競争性の低い選挙に臨めるなら、投票は変化ではなく持続力を測るものとなる。



