# 国連の核不拡散条約会議を巡りイランと米国が対立

AP通信によると、核兵器不拡散条約(NPT)の再検討会議が始まる中、米国とイランはテヘランの核開発計画を巡って国連で衝突した。

直接の引き金となったのは、イランが会議の副議長34人のうちの1人に選出されたことだった。この会議は条約がどのように履行されているかを検証することを目的としているため、この人事はワシントンと複数の同盟国から批判を招いた。AP通信の報道によると、この対立はほぼ確実に、1カ月にわたる会合全体に響くことになる。

この対立の根底には、イランの核活動を巡る、より大きな一連の争いがある。報道によると、テヘランはウランを兵器級に近い水準まで濃縮している一方、イランは計画が民生用だと主張している。また、イランは昨年6月に米国が爆撃した施設への立ち入りを、国際原子力機関(IAEA)の査察官に認めていないという。

こうした一連の事実は、この人事がなぜこれほど急速に物議を醸したのかを説明している。米国にとって問題は単なる手続き上のものではない。政治的かつ象徴的な問題でもある。条約上の約束を損なっていると非難される国が、まさにその約束を検証する会議で指導的役割を与えられたからだ。

米国務次官補(軍備管理・不拡散担当)のクリストファー・イエウ氏は、イランは自らの義務を軽視する姿勢を示してきたと述べ、イランを副議長に選出した決定は、会議の信頼性にとって恥ずべき、面目を失わせるものだと評した。オーストラリアとアラブ首長国連邦(UAE)はワシントンを支持し、英国、フランス、ドイツも懸念を表明した。

ウィーン駐在のイラン国連大使は、米国の非難について根拠がなく政治的動機に基づくものだとして退けた。同大使は、米国は核兵器を使用した唯一の国だと述べ、自国の核兵器を増強する一方で、核兵器のない中東の実現に向けた進展を妨げているとワシントンを非難した。また、イランの核施設に対する米国とイスラエルの攻撃も批判した。

AP通信の報道は、本来は条約の維持を議論するはずの会議が、信頼、査察、地域の安全保障を巡るはるかに広範な対立に引き込まれている状況を示している。NPTは協力に依存しているため、この対立は重要だが、イランの場合に協力がどのような形を取るべきかを巡って、当事国間には明確な亀裂がある。

現時点で会議は、残りの会合の基調を左右しかねない手続きを巡る争いとともに始まった。より深い問題は、核活動について説明責任を果たすよう求める西側諸国とテヘランの間に、何らかの共通基盤がなお残っているかどうかだ。